職場デジタル化調査
2025-11-05 14:22:13

2025年の職場デジタル化調査、66%が進展を実感も不安も抱く結果に

2025年職場デジタル化調査



エン株式会社が運営する派遣情報サイト『エン派遣』は、2025年度の「職場のデジタル化」に関する調査を実施し、1,806名からの回答を基にした結果を発表しました。当調査では、職場でのデジタル化の進展状況やそのメリット、またデジタル化に対する不安感について探究しました。

デジタル化の実感とメリット



調査に参加した318名の派遣スタッフの66%が、現在の職場でデジタル化が進行していると感じていると回答しました。具体的に数字で見ると、38%が「感じる」、28%が「どちらかといえば感じる」との結果が出ています。最も多く挙げられたデジタル化の内容は「ペーパーレス化」で、81%がその進展を実感しています。

デジタル化の利点として、最も多くの支持を受けたのは「データの保管・管理が楽になる」という点で、64%の回答者がそのメリットを認めました。次いで「情報共有がしやすくなる」が61%と続きます。しかし、デジタル化を感じない、もしくはどちらかといえば感じないと答えた人々からは、いまだに残るアナログ的な業務への不満も浮かび上がりました。例えば、デジタルデータを手書きで修正する必要があるため手間がかかる、日常的にFAXやプリンターを使用しているなどの実例が挙がっています。

AI導入の現状



さらに調査では、21%の参加者が職場においてAIが導入されていると回答しました。AIの具体的な活用シーンとしては、62%が「文章作成・要約」で、次に「情報収集」と「データ分析」がそれぞれ53%、48%という結果が出ました。興味深いのは、AIが導入されている職場で働く94%の参加者が、今後さらにAIを活用していきたいと考えている点です。

デジタル化に対する不安



今回の調査によると、4人に1人(26%)が職場でのデジタル化に対して不安を感じていると答えています。具体的な不安の内容には、スキルの習得、雇用の未来、そしてコミュニケーションの希薄化が含まれています。年齢や習熟度の差から、デジタル化に追いつけないことへの不安や、デジタル化により仕事が減ってしまうのではとの懸念も声に上がっています。

また、今後身につけたいスキルとしては、AIツールの活用(64%)やデータ分析(41%)が最も多く挙げられました。

まとめ



この調査結果は、デジタル化が進む現代においても、業務環境における不安を感じる人々がいることを示しています。デジタル化の恩恵を最大限に享受しつつも、これから変わる職場環境で何が必要なのかしっかりと考えていく必要があります。職場環境の進化に合わせた新しいスキルの習得や、AIとの共存について考えることが今後の大きなテーマとなるでしょう。


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