富山県から旅立つ若者へ親の「エール」と本音を贈るムービー公開

富山県からのメッセージムービー

この春、富山県を離れ、新しい環境に飛び込もうとする若者たちへ、親からの温かい「エール」と心の本音を届けるプロジェクトムービーが公開されました。これにより、県外に進学・就職する若者たちが、親の思いを感じながら、自立を踏み出す勇気を持てることが期待されています。

プロジェクトの目的

富山県では、若い世代の県外への流出が一つの課題となっており、県内にとどまってもらいたいという思いが強い一方で、県外に進学・就職することを応援する姿勢を示しています。「いつでも帰れる場所」としての富山を意識してもらうための取り組みが重要であると考え、今回のプロジェクトがスタートしました。このプロジェクトは、親からのサポートや温かいメッセージを通じて、子どもたちが自分の故郷に対する誇りを持ち続けることを目的としています。

ムービーの内容

このプロジェクトムービーは、2023年3月10日に公開され、映像の始まりでは富山駅周辺でのメッセージ掲出の作業風景が映し出されています。親たちは子どもたちへのエールを一生懸命に考え、掲出したメッセージの前で親子が見上げる姿が印象的です。3名の保護者が登場し、子どもたちに向けた温かいメッセージと共に、自分たちが抱く寂しさについても触れています。この率直な表現が、特に心に響く内容となっています。

親たちは、県外に進む子どもを送り出す気持ちを語り、同時に親としての思いも明らかにします。一方、その思いを受け止める子どもたちも、親の気持ちを感じながら、自分の将来への思いや希望を語り、涙を流す場面も見られます。このように親子での感情の交流が、富山県を離れる際のさまざまな気持ちを象徴的に表現しています。

メッセージ掲出の様子

このプロジェクトは、2023年2月22日から3月7日まで、商業施設「MAROOT」の外壁やデジタルサイネージ、JR富山駅構内、商業施設「とやマルシェ」や「マリエとやま」など、幅広い場所でメッセージを掲出しました。これにより、たくさんの人々がそのメッセージに触れることができ、富山から旅立つ若者たちへの応援が広がりました。