竹虎通信 2024年冬号完成!
竹材販売で長い歴史を持つ竹虎(運営:株式会社山岸竹材店)は、明治27年(1894年)から続いている企業で、竹製品や竹材製造の専門店です。この度、最新号の竹虎通信(No.248 冬号)を発表しました。この号では、131年以上の伝統を生かしている「竹の道」と、職人たちの技術と情熱を掘り下げ、美しい虎斑竹(とらふだけ)についてお届けいたします。
美しい虎斑竹の伐採シーズン
冬の澄んだ空気の中で、静かな虎竹の里に響く「ガタガタガタ!ゴトゴトゴト」という音。これは虎斑竹の伐採作業に必要な竹運搬機の音です。晩秋から1月下旬までの間、熟練の山職人たちが険しい山道を下る姿を目にすることができます。伐採されたばかりの虎斑竹は水分を多く含み、一見重そうですが、職人の技術と経験によって自在に扱われます。農業用の機械を改良した竹運搬機を使用して、急斜面も慎重に後ろ向きに下る姿はまさに職人技の表れです。伐採された竹は工場に運ばれ、その後の工程へと進んでいきます。
伝統技術の工程
伐採後の竹は、まず「油抜き」の工程を経て耐久性と美しさが引き出されます。この作業では700度の熱を利用し、竹の特性に応じて職人が絶妙なタイミングで竹を火にかけます。この過程を通じて、余分な油分が抜け、竹の輝きが増していきます。
さらに続く「矯め直し」では、油抜きの熱を活用して竹の曲がりを一つ一つ丁寧に矯正します。自然の産物である竹は真っ直ぐにすることが難しいため、この工程は特に重要です。このような手間をかけることで、竹細工に適した竹材に仕上がり、さらなる加工が可能となります。
竹虎の使命と未来
130年を迎えた竹虎では、虎斑竹の魅力を再認識し、次世代へとつなげる活動をしています。この冬号では、伐採から加工までの一連の工程を紹介し、竹の美しさと職人たちの努力を感じられる内容となっています。この冬号を通じて、竹虎が掲げる「竹の道」の深さをぜひ感じていただき、竹の美しさと機能性を引き出す職人技の進化をご覧ください。
2024年11月7日(木)に完成した最新号、竹虎通信。ぜひご覧ください。
竹虎通信
会社情報
- - 会社名: 竹虎株式会社山岸竹材店
- - 所在地: 高知県須崎市安和913-1
- - 代表取締役: 山岸 義浩
- - 創業: 1894年(明治27年)
- - 資本金: 1000万円
- - 事業内容: 特産虎斑竹をはじめとした竹細工製品や竹炭、竹酢液の製造・卸販売
- - URL: 竹虎公式サイト