日本語の早期習得を目指す「1人100時間プロジェクト」
麗澤大学と一般社団法人外国人の子供たちの就学を支援する会が連携し、7月から「1人100時間プロジェクト」の第4期をスタートします。このプロジェクトの目的は、外国にルーツを持つ子どもたちが、簡易な日本語を早期に習得できるよう支援することです。特に、12歳までの子どもたちが小学校の授業を受けられるレベルまで日本語を学ぶためには、約100時間の学習が必要とされています。これにより、彼らは小学校での学びを飛躍的に進めることができ、さらには中学校にも進む道が開かれるのです。
プロジェクトの背景
2021年に始まったこのプロジェクトでは、未就学や不就学の外国人子どもに日本語を学ぶ機会を提供し、学校教育を受けることができるようにすることを目的としています。日本で生活する多くの外国人は「言葉の壁」に直面し、社会的なサービスを利用することに困難を感じています。それらの問題を解消し、子どもたちが義務教育を受けることで、各家族が孤立から救われ、より良い社会の構築につながると考えられています。
プロジェクトの実施内容
第4期では、麗澤大学の日本語教師を目指す学生たちが中心となり、日本語教育を行います。これらの学生の中には、自らも外国にルーツを持つため、同じ経験をした者としての理解と情熱を持っています。学生たちと協力しながら、子どもたちに向けた日本語授業を展開していきます。
教育の可能性を広げる
最近の入管法改正の議論において、岸田総理は「移民政策は取らない」と発言しましたが、実際には日本の外国人の数は急増しています。彼らが社会に溶け込み、共生するための支援がますます重要です。例えば、これまでのプロジェクトに参加した子どもたちは、学習を通じて日本語を話せるようになり、自信を持って自分の夢を語ることができるようになりました。それが彼らの自立した生活の第一歩となるのです。
未来を見据えた教育
プロジェクトの運営には多くの支援が必要です。これまで、寄付や教材の提供など、地域の方々の温かい協力に感謝しています。また、コミュニケーション能力が向上することは、外国人だけでなく、日本人同士の理解にもつながります。
これからも一般社団法人外国人の子供たちの就学を支援する会と麗澤大学が手を携え、子どもたちの未来を切り開く活動を続けていきます。貴方もこの活動の一端を担うことで、より開かれた社会に貢献しませんか?
詳細については
こちらでご確認ください。