吾妻線存続への挑戦
2025-06-02 13:38:13

群馬県の大切な足、JR吾妻線存続のためのクラウドファンディングが始動

JR吾妻線の存続をかけた挑戦



信州の山々に囲まれた群馬県嬬恋村を走るJR吾妻線。万座・草津温泉の玄関口として地域に根付いたこの鉄道が、今まさに廃線の危機に瀕しています。半世紀以上にわたり、地域住民の生活を支えてきた吾妻線ですが、JR東日本高崎支社が一部区間を「廃線候補」として挙げたため、存続が不透明な状況にあります。このまま進めば、吾妻線の廃線が現実のものとなってしまうかもしれません。

地元の人々の声



「吾妻線があったことで日々の移動が便利になった」と語る70代の男性の声や、「生まれも育ちもこの地。吾妻以外の選択肢は考えられない」と60代の女性が訴えるように、地域住民にとって、この鉄道は生活の基盤です。彼らは、単なる交通手段以上の存在、地域のアイデンティティを形作る重要なピースとして吾妻線を捉えています。

採算と地元の生活



だが、事業に立ち向かううえで採算は無視できない要因です。「儲からないのに続ける理由はない」との意見もあります。しかし、東京の中心部に比べ、吾妻地域は利用者数は少なく、収益性も低いのは当然です。この点については、生物の血流にも例えられます。末端に行くほど血流が少なくなるのは自然の摂理です。都市の快適さとは正反対の、自然豊かな吾妻の良さを多くの方に知ってもらい、支えていただく必要があります。

移動の自由の危機



「廃線になったら通院する手段が無くなる」と懸念を示す70代の女性や、「部活が終わった後、帰れなくなってしまう」と語る高校生。彼らにとって、吾妻線は日常生活の不可欠な部分です。更には、「友達との遊びのために高崎まで出るのが困難になる」とも。もし廃線が実現すれば、住民の移動の自由が奪われてしまいます。都市に住む多くの人が享受している権利が、彼らには失われるのです。

代替手段の懸念



「バスが通れば代替可能では?」という意見もありますが、実際、バスは電車に比べて定時性や速度に劣ります。加えて、全国的にバス運転手不足という問題も抱えています。廃線と共にバスへの変更を余儀なくされた地域は、ほとんどの場合、活気を失い、住民と商業施設が減少しています。32年前に廃線となった兵庫県の鍛冶屋線の住民は、「廃線は後悔しか生まなかった」と声を揃えています。

吾妻線存続に向けた活動



このような背景から、私たち「吾妻線を守る会」では、地域の魅力を発信し、吾妻線の廃線を阻止するためにクラウドファンディングに挑戦することとなりました。プロジェクトは2025年の6月1日から7月31日までを予定し、支援者には温泉入浴券や地元名産品などを提供します。是非、吾妻の美しさを体感しにお越しください。そして、吾妻線に乗って特別な旅を楽しんでいただきたいと思います。

限定グッズの提供



ご支援いただいた方には特別な感謝の気持ちとして、「吾妻線カッター車」の限定マグネットをお届けします。このカッター車は、早朝の始発前に作業を行うため、普段目にすることが難しい貴重な存在なのです。

私たちの活動には、皆さまの熱い支援が必要です。この地域が再び元気を取り戻す日まで、一緒に立ち向かっていただけることを心から願っています。よろしくお願い申し上げます。


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会社情報

会社名
合同会社Ryoboo
住所
東京都新宿区西新宿3-3-13西新宿水間ビル6階
電話番号

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