ストックラボの効率化改革
リユース事業を手掛ける株式会社ストックラボは、エンジニアリング組織のタスク管理を最適化するために、プロジェクト管理ツール「Backlog」を本格的に導入しました。この取り組みにより、開発工数の削減や管理コストの効率化が実現され、買取価格への還元にもつながることが期待されています。
導入の背景と目的
ストックラボが「Backlog」を導入した背景には、買取価格の変動要因があることが挙げられます。相場や在庫、季節要因などにより、買取価格は日々変動します。そのため、顧客にとって納得感のある査定体験を提供するためには、常に最新の参考価格を提示することが不可欠です。これを実現するために、タスク管理の統一と効率化に取り組むことが必要とされました。
効率化の具体的取り組み
ストックラボでは「Backlog」を用いて、開発プロセス全体を見直し、要件定義からリリース判定までの流れを刷新しました。これにより、変更に対する柔軟性を高め、迅速な開発体制を整備しました。
1. 価格表示の鮮度向上
新たなシステムにより、買取参考価格は毎日自動更新され、相場の変動をリアルタイムに反映することが可能になりました。これにより、顧客は常に最新の価格情報をもとに査定を受けることができ、信頼性が向上しました。
2. 開発・運用コストの削減
プロジェクトのタスク管理が一元化されることで、重複した作業や調整にかかるコストも大幅に削減。タスクのテンプレート化やワークフローの統一が進められ、業務効率が飛躍的に向上しました。
3. 機能開発の高速化
可視化された進捗管理(ガントチャートやバーンダウンチャート)により、ボトルネックが早期に発見され、素早い改善が可能になります。これにより、新機能の開発も以前より迅速に行えるようになりました。
4. 査定体験の向上
Web上の価格と実査定における価格乖離を縮小し、店舗や宅配など、どちらのチャネルでもわかりやすい案内が実現しました。これにより、顧客からの信頼も厚くなり、査定体験が向上します。
買取価格への還元方針
業務効率化により生まれた原資は、お客様に還元されることが原則です。短期的なキャンペーンではなく、継続的に高水準の査定を維持するための仕組みとして運用される予定です。この姿勢は、ストックラボが顧客第一主義を大事にしていることの現れでもあります。
代表の尾太駿氏は、「課題管理の標準化によって、要件定義からリリースまでの見通しが飛躍的に向上しました。今後も新機能や更新の頻度を増やし、さらなるサービス品質の向上を目指します」とコメントしています。
会社概要
株式会社ストックラボ
- - 設立日:2014年4月25日
- - 所在地:東京都新宿区新宿2-12-16セントフォービル203
- - 事業内容:リユース事業(革靴やお酒の販売・買取など)
ストックラボは、中古革靴専門店「LASTLAB」やお酒の通販サイト「SAKEYASU」を運営し、新しい価値を創造しています。これからも業務の効率化を進めながら、お客様にとって価値あるサービスを提供し続けます。