今治タオル リニューアル
2017-05-01 15:00:04

今治タオル本店リニューアルオープンイベント報告 今治ブランドの活性化に向けたトークセッション開催

今治タオル 本店リニューアルオープンイベント



最近、愛媛県今治市にて今治タオル本店がリニューアルオープンし、その記念としてプレス発表会が開催されました。このイベントは「地域を活性化する今治ブランドとは」というテーマのもと、市のタオル産業の将来を見据えた討論が行われました。

会場には、今治タオル工業組合の理事長である近藤聖司氏をはじめ、ブランディング・プロデューサーとして知られるクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏、さらにはFC今治のオーナーでもある岡田武史氏が登壇し、リニューアルの意図や今後の展望について語りました。近藤理事長は、この10年間にわたりタオル産業を広く知ってもらうために行ってきた多様なアプローチと、その成果を振り返りながら、本店のリニューアルが必然的だったことを強調しました。

リニューアルの背景と目的



近藤理事長は、リニューアルを通じてお客様に今治タオルの産業やその豊かな背景を伝え、実感してもらうことが重要であると述べました。新たに設置された『今治タオルLAB』では、今治タオルの最大の特徴である吸水性を直接体験できることを目的としています。これにより、訪れる人々が地方産業の魅力に触れ、さらに深く理解してもらえることを目指しています。

今治タオルのブランディング戦略



続いて登壇した佐藤可士和氏は、この10年間のブランディングを振り返り、今後の方向性について説明しました。「今治タオルは109社の集合体であり、それぞれが異なる特徴を持つ製品を作っている」とし、消費者が自分にぴったりのタオルを見つけられるような提案を強調しました。特に、タオル選びをワインを選ぶように楽しんでほしいという言葉には、ブランドの奥深さを感じさせる意図が込められています。

トークセッションの洞察



発表会後には、特別トークセッションが行われ、テーマは「地域を活性化する今治ブランドとは」です。このセッションでは、各種意見交換が行われました。

近藤理事長は、「タオル産業だけではなく、全体が盛り上がってこその地域活性化が可能だ」と強調。佐藤氏は地域の多様な資源にストーリーを持たせることが、ブランド価値を高める鍵であると語りました。

岡田武史氏はFC今治が地域活性化に果たす役割についても言及しました。彼によると、面白いサッカーが展開されることで、全国から人々が集まり、さらには将来的には1万5000人収容のスタジアムの設立が期待されます。このようなスポーツが地域の魅力を高める具体例として、注目されています。

地域の魅力を引き出す



最後に、近藤理事長は自然や周辺施設に付加価値をつけることが、今治のさらなる魅力を引き出す手段になると述べました。今治には造船や自然体験、観光名所が豊富にあり、それらを通じて地域のブランド化を進めていく必要があると強調しました。

今治タオルのリニューアルオープンをきっかけに、地域の魅力が再評価され、多くの人々に愛されるブランドへと成長していくことが期待されます。今後、今治タオルがどのように地域活性化に貢献していくのか、注目が高まります。

会社情報

会社名
今治タオル工業組合
住所
愛媛県今治市東門町5丁目14-3
電話番号
0898-32-7000

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