EPAD作品データベース:舞台芸術の記録を未来につなぐ
舞台芸術のアーカイブ活動を支えている「EPAD作品データベース」は、これまでに約4,600作品を登録するに至りました。EPADは、舞台公演の映像情報や権利管理情報を体系的に整理することに取り組んでおり、2025年度には新たに約800作品の映像を収蔵し、その一部を公開しました。
EPAD作品データベースとは?
「EPAD作品データベース」は、舞台公演の記録を保持することを目的としたデータベースで、過去の公演情報やチラシ、舞台写真に加え、視聴可能な作品についてはその視聴方法も案内しています。これにより、ユーザーは分野別、ステータス別、上演年別に作品を検索でき、キャスト、スタッフ、ジャンルからも探索できる機能が提供されています。
公式URL:
EPAD作品データベース
新規アーカイブと協力団体の支援
本年度は456作品が公募により新たに収蔵され、日本劇作家協会やダンスアーカイヴ構想、2.5次元ミュージカル協会、日本パントマイム協会からの協力も得て、より網羅的なデータベースの構築が進められています。また、再生の危機に瀕しているVHSなどのテープメディアのデジタルアーカイブも積極的に行われています。
2026年1月30日には、これまでの収集結果をEPAD作品データベースに公開予定で、今後3月末日までに残りの作品情報も更新される予定です。
権利処理による配信の活用
舞台公演映像のアーカイブだけでなく、EPADは権利処理を行い、作品の配信や上映が可能な形式にする活動も重要視しています。2025年度には140作品以上の権利処理をサポートし、有償プラットフォームを用いた収益力の強化や、無償での海外配信を通じた発信力アップなど、多様な活用方法が期待されています。特に各地域での上映イベントや教育パッケージへの展開が進められています。
アーカイブが描く舞台芸術の未来
EPADの取り組みは、関わる人たちの活動記録を残し、未来の舞台芸術を豊かにするための重要な足がかりです。しかし、このアーカイブ作業は人手やコストの面で負担となり、資料の散逸を招くことも少なくありません。EPADは、日本のかけがえのない舞台芸術を次世代に引き継ぐことを目指し、舞台芸術に携わる皆さんと共に、支える仕組みを築いていくことを提案しています。
EPADが提供する支援策や取り組みについての詳細は、リーフレットなどでも紹介されています。これからの日本の舞台芸術を一緒に支え・育てていくための旅は、今まさに始まろうとしています。