ペルチェベスト導入
2025-07-29 15:51:04

損保ジャパン、ペルチェベスト導入で夏の事故車両調査を安全に

損保ジャパンの新たな取り組み



損害保険ジャパン株式会社は、炎天下での事故車両調査を行う社員に向けて、2025年7月から新たにペルチェベストを導入しました。この取り組みは、厳しい夏の暑さの中での労働環境を改善し、熱中症リスクを軽減することを目的としています。特に立会専任社員約350名を対象に、健康と安全を優先にした環境作りに取り組む形です。

背景と問題意識



昨今の暑さは特に厳しく、熱中症のリスクが高まっています。このような状況下で、事故車両の調査を行う立会専任社員が直面する熱中症のリスクを軽減すべく、損保ジャパンは対策の強化に乗り出しました。2025年6月には改正労働安全衛生規則が施行されることもあり、業界としての取り組みが求められる中、社員の健康を守るための施策を進める必要がありました。

ペルチェベストの導入



新たに導入されるペルチェベストは、ペルチェ素子を利用した画期的な冷却デバイスです。この素子は電気を流すことで片面が冷え、もう片面が熱くなる特性を持ち、数十秒で冷却効果を発揮します。これにより、特に血管が太い部分を集中的に冷却することができ、作業中の集中力を高めることが期待されています。

さらに、ペルチェベストとともに、社員の希望に応じて、保冷剤を利用したアイスベストも配備が予定されています。ファン付きベストと異なり、大切なお客様の車両を傷つけることがないため、調査業務の特性に合わせた最善の選択と言えます。

健康管理体制の強化



同社は、社員一人ひとりが健康管理をしやすくするための体制を強化しています。本社の健康管理部門は、走行や事故調査に従事する立会専任社員を個別に管理し、熱中症のリスクに関する情報を再周知します。これにより、基礎疾患のある社員に対する注意点や始業前の体調確認の徹底など、充実した健康管理を実施します。

今後の展望



今後は、毎月実施する健康に関するアンケートを通じて、社員の健康状態や新たに導入されたペルチェベストの効果を継続的に検証していきます。さらに、2026年度には、4〜5月の早期健康診断を推奨し、結果に基づく具体的なアドバイスを保健師から受けられるようにする予定です。

今回の施策は、社員の健康を守るだけでなく、働きがいの向上や優秀な人材の確保にも寄与することが期待されています。損保ジャパンは、今後も「安心・安全・健康であふれる未来へ」という目的を掲げ、社員が安心して働ける環境を整え続けていきます。


画像1

会社情報

会社名
SOMPOホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号
03-3349-3000

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。