オラクルが新たに発表したAI開発プラットフォーム
2026年4月14日、ロンドンで開催されたOracle AI Worldにて、オラクルが最新の開発プラットフォーム「Oracle AI Agent Studio for Fusion Applications」のアップデートを発表しました。このプラットフォームは、企業向けにAIの自動化やエージェント型アプリケーションの構築、連携、運用を支援するために進化しました。新たに追加された「Agentic Applications Builder」やワークフロー・オーケストレーション、コンテンツ・インテリジェンス、コンテキスト・メモリ、ROI測定機能により、企業は更なる自立型の業務運営を実現できます。
エンタープライズAIの未来を切り開く
オラクルのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・レオーネ氏は、企業がAIを全社的に導入するためには、各社固有のワークフローや専門分野に合わせた最適化が不可欠であると述べています。特に、開発者が自然言語を使用することで、エンタープライズAIエージェントを利用した自動化やアプリケーションを容易に作成できる点が強調されました。
このプラットフォームは、従来のアプリケーション開発なしで、AIによる自動化やエージェント型アプリケーションを簡単に構築・連携できるよう設計されています。これにより、企業はガバナンス、信頼性、セキュリティを兼ね備えたAI搭載アプリケーションを構築し、業務をより能動的に進めることができるようになるのです。
新機能の紹介
最新のアップデートには、以下のような主要機能が含まれています:
- - Agentic Applications Builder: コーディングなしでエージェント型アプリケーションを構築可能。
- - ワークフロー・オーケストレーション: 複雑な業務プロセスを効率的に管理。
- - コンテンツ・インテリジェンス: 非構造化データをトランザクションデータと統合し、意思決定の質を向上。
- - コンテキスト・メモリ: エージェントが文脈を学習し、業務全体の自動化を支援。
- - LLMのマルチモーダル機能: 様々な形式のデータから洞察を引き出す。
- - エージェントROIダッシュボード: 成果を視覚化し、AI施策の影響を把握。
これらの機能により、企業はエージェント型アプリケーションの開発と管理を効率的に行うことができ、業務の生産性向上やコスト削減を図ることができます。
業界のエキスパートからの評価
また、オラクルは65000人以上の認定エキスパートとの連携を通じ、顧客へのサポート体制を強化しています。特に、アクセンチュアのLan Guan氏は、顧客にとって最適なAIを提供する柔軟性が求められていると指摘しています。デロイトやKPMGの専門家たちも、オラクルのAI施策が企業の業務において重要な役割を果たすと考えており、顧客がAIを大規模に活用するための支援を行っています。
未来の展望
オラクルの新しい「Oracle AI Agent Studio」の導入により、企業は業務プロセスの自動化を進化させ、競争力を高めることが期待されます。全社的なAIの導入が進む中で、今後どのようにAI活用が進展していくのか、その動向に注目が集まります。