奈良で成功する楓工務店/アイニコグループ視察会
2023年12月3日(水)、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)が主催する「楓工務店/アイニコグループ視察会」が奈良で開催されました。当日は59名の参加者が集まり、楓工務店とその傘下にあるアイニコグループの実績や住宅モデルについて学ぶ貴重な機会となりました。
楓工務店の急成長
奈良県で注文住宅の着工棟数が第1位を誇る楓工務店は、11年で売上高を3億7,000万円から41億円に wachsenさせており、社員も7名から127名に増加しました。これだけの成長は、高い顧客満足度(CS)と従業員満足度(ES)の追求に基づいています。本社も奈良にあり、自社の理念を地元に根ざして実施しています。
高機能な住宅モデル
視察会では、同社が展開する最新のモデルハウスが大きな話題を呼びました。現代の住宅トレンドと高い機能性を結びつけたデザインが特徴で、G2グレードの断熱性能やIoT技術、そして耐震性が標準装備されています。
特に、床下エアコンを採用した全館空調システムはメンテナンスの手間を軽減し、生活を快適にすることに寄与しています。このような設計は、現代的な生活スタイルを反映しており、1階の広さを確保するために水回りを2階に集約している点も印象的です。さらに、コロナ禍の影響を考慮して、玄関に手洗いのスペースを設けるなどの工夫も見受けられました。
高い品質を支える仕組み
視察中に見た施工中の現場では、同社が高いグレードの住宅を標準化していることが確認でき、特にダブル断熱工法が採用されていることが強調されました。外部のパネルにも断熱材を取り入れることで、高い住宅品質が維持されています。
また、内装についてはプロのインテリアコーディネーターと協力して総合的なデザインが実現されています。モデルハウスで見られた高性能やデザインが、実際の完成物件にも反映される仕組みとなっています。
グループ全体の成長と事業の多角化
楓工務店/アイニコグループは、住宅建築だけでなく、不動産やリフォームサービス、さらには保育園と介護事業所を運営しています。これにより、住宅市場における利益率の強化を図り、収益構造を強化する戦略が見えます。2026年度には売上高が42億9000万円に達する見込みで、その成長の背景には多角化戦略がしっかりと根付いていることが伺えます。
今後のイベント情報
さらにJGBAは、2026年1月29日(木)に「住宅経営戦略フォーラム」を開催します。このフォーラムでは、企業価値の最大化をテーマに、工務店やビルダーが現代の成長市場にどのように進出すべきかを具体的に探る内容となっています。お申し込みは公式ウェブサイトから可能です。
参考ウェブサイト
この視察会をきっかけに、参加者たちがさらに高い住宅品質を求めて学び続けることが期待されます。住宅業界の発展に向けた共通の目標を持ち、これからも邁進していきましょう!