インフルエンサー北斎
2025-01-16 10:44:17

葛飾北斎の影響力を探る企画展「インフルエンサー北斎」

企画展「インフルエンサー北斎」開催のお知らせ



美術ファン必見の企画展「インフルエンサー北斎」が、2025年1月25日から4月6日まで長野県小布施町の北斎館にて開催されます。この展覧会は、江戸時代の著名な絵師でありデザイナーでもある葛飾北斎の作品が、現代にどのような影響を与えているのかを探求するものです。

展示内容と魅力



北斎の作品は、絵画だけでなく、デザインやファッションの分野にも影響を与えており、本展ではその幅広い影響力を実感することができます。展示室では、北斎が手がけた『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』など、江戸時代のデザイン集が紹介されるだけでなく、これらを基にした現代の繊維作品や衣服も展示されます。

特に小紋屋高田勝や、亀田富染工場、久米繊維工業、気仙沼ニッティングら協力工房の職人による、北斎作品にインスパイアされた作品は必見です。彼らの手によって、北斎の浮世絵やデザインが生き生きとした繊維製品に生まれ変わる様子をお楽しみください。

第一章: 江戸のインフルエンサー 北斎



この章では、北斎が作り上げたデザイン集の背景や目的について深く探ります。北斎の意図やその作品が何を示しているのか、どんな人々の生活に寄与していたのかを学ぶことができる良い機会です。具体的には、『今様櫛キセル雛形』のさまざまな部品が展示され、形と機能の融合を見せてくれます。

第二章: 北斎作品を織る



こちらでは、日本最古の伝統工芸品、京都の西陣織を通じて北斎の浮世絵がどのように織り込まれているのかをご紹介します。精緻な技術によって実現された美しい布地を是非ご覧ください。西陣の織り手たちが、どのように北斎の作品をモチーフにして新たな作品を生み出しているのか、その制作過程も紹介される予定です。

第三章: 北斎作品を染める



北斎の作品に描かれる美しい青色は「北斎ブルー」として知られています。この章では、その鮮やかな色を染めで表現した作品や、近年のデザインから着物や反物といった製品が展示されます。観客は、北斎デザインの作品を手にする貴重な機会として、色に込められた想いを感じることができるでしょう。

第四章: 北斎作品を編む



最後の章では、北斎作品がどのように現代のものづくりに込められているのか、各工房の歴史や発展についても触れられます。実際に製品化された北斎スタイルのアイテムが紹介され、ものづくりの希望としての北斎のメッセージが強調されます。

参加イベントと特設サイト



ギャラリートークも計画されており、学芸員が作品の理解を深めるための解説を行います。参加は無料で、予約は必要ありません。

また、北斎館は2026年に開館50周年を迎えます。それに伴い特設サイトも開設され、展示内容やその他のイベント情報が随時更新されます。

興味のある方は北斎館の公式ウェブサイトを訪問して、最新情報をチェックしてください。素晴らしい北斎の作品と、それに触発された現代のアートが融合するこの機会をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
一般財団法人北斎館
住所
長野県上高井郡小布施町小布施485
電話番号
026-247-5206

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