コワーキング空間計画
2022-02-17 16:00:03

明大前商店街がコワーキングスペースを新設するためのクラウドファンディングを開始

明大前商店街が新たな挑戦を始める



新型コロナウイルスの影響で、多くの商店街が人流の減少に直面しています。明大前商店街も例外ではなく、これまでの営業に苦戦していました。しかし、明大前エリアではリモートワーカーの数が増加し、商店街の飲食店でパソコンを使って仕事をするビジネスパーソンが目に見えて増えています。この流れを受けて、商店街振興組合は新たな価値を提供するために、コワーキングスペースの設置に踏み切りました。

クラウドファンディングの実施



明大前商店街振興組合は、135万円を目標としたクラウドファンディングを行っています。この資金はコワーキングスペースの開業に必要な設備投資や、運営が軌道に乗るまでの経費として活用されます。支援者には、1000円から参加できるさまざまなリターンプランが用意されており、1日利用券や1ヶ月使い放題のプランなどがあります。これにより、支援を受けた人々がオープン後にお得に利用できる仕組みも整っています。

コワーキングスペースの特徴



新しくオープンするコワーキングスペースは、明大前駅から徒歩1分の商店街内に位置し、既存の遊休スペースを有効活用します。オープンは3月を予定しており、入退室管理や決済機能を無人で運営できるように、ワークプレイス検索・予約アプリ『Suup』との連携を図ることで、初期コストの削減を目指しています。このような形で、商店街に新たな働く場が生まれ、地域活性化にもつながることが期待されています。

明大前商店街の背景



明大前商店街は、京王線と井の頭線が交差する「明大前駅」を中心に広がる商業地域です。周囲には明治大学や日本学園、日本女子体育大学付属二階堂高校、日本大学鶴ヶ丘高校など多くの学校が集まり、教育の拠点としても知られています。また、新宿駅までわずか5分、渋谷駅まで8分というアクセスの良さから、20代から30代の単身ワーカーが増えています。こうした多様な住民層が広がる環境の中で、商店街は自身の治安改善に向けて『明大前ピースメーカーズ』を立ち上げ、活動に取り組んでいます。この活動は内閣総理大臣賞を受賞するなど、その効果が認められています。

コワーキングスペースの運営も、この『明大前ピースメーカーズ』の見回りに基づいた半無人スタイルが計画されています。地域が一体となって、明大前商店街をより活性化させる新たな試みが始まることに、地域住民やビジネスパーソンの期待が高まっています。

会社情報

会社名
明大前商店街振興組合
住所
東京都世田谷区松原2丁目45−1
電話番号

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