鳥取県は、深刻化する介護人材不足の解消に向け、「令和6年度鳥取県特定技能外国人(介護)マッチング支援事業」を開始することを発表しました。本事業は、特定技能外国人の受入れを希望する県内の介護施設と、鳥取県で就労を希望する特定技能外国人をマッチングすることで、外国人介護人材の確保と定着を図ることを目的としています。
事業を受託したのは、パーソルグループのPERSOL Global Workforce株式会社です。同社は、外国人材に特化した人材サービスを提供しており、グループ会社であるパーソルキャリアが受託した厚生労働省の「地域外国人材受入れ・定着モデル事業」の実績や、介護分野における豊富なノウハウを生かして、本事業を推進していきます。
鳥取県の2024年4月の有効求人倍率は1.3倍と、全国平均を上回る水準を維持しています。特に介護分野では3倍近い高い倍率が続き、人材不足が深刻化しています。こうした状況を受け、鳥取県では、企業に対する意識調査を実施した結果、「外国人」の採用拡大を予定する企業が18.3%と最も高い割合となりました。
本事業では、介護施設向けの説明会や外国人材の募集、マッチング、定着支援などを実施することで、外国人材の採用を促進していきます。また、外国人材受入れ体制構築に向けた定着計画策定支援や異文化理解研修なども行うことで、外国人材が安心して地域に定着できる環境作りを目指します。
PERSOL Global Workforce株式会社は、本事業を通じて、鳥取県における介護人材不足の解消に貢献するとともに、外国人材の活躍を支援することで、地域社会の発展に貢献していきます。