摂南大学が主催する「交野市中学生理科セミナー」が、2024年12月21日に開催されます。このセミナーは、交野市の教育委員会との連携により実施され、交野市在住の中学生を対象に理科の楽しさを体験できる機会を提供します。セミナーは、理工学部生命科学科の教員や、理科教諭を目指す学生たちの指導のもとで行われ、身近な題材を用いた実験を通じて、科学への興味を引き出すことが目的です。
これまでに2014年度から続いているこのイベントでは、毎回異なるテーマが設定され、中学生たちにとって新たな発見や驚きを与える内容となっています。今年度のセミナーでは、「植物から電気を生み出す燃料電池を作ってみよう!」という実験が行われ、植物が光合成を通じてエネルギーを生み出す仕組みを実際に見ることができます。この実験は、クリーンなエネルギーを生み出す可能性を感じさせるものであり、次世代の環境問題に対する意識を高める助けとなるでしょう。
さらに、「身近なものでサイエンスを体験してみよう!」というテーマのもと、中学生たちは日常生活に身近な物質を使って実験を行います。この体験を通じて、科学を通じた問題解決力や探求心を育てることが期待されています。
また、住環境デザイン学科の川上比奈子教授による「光合成建築」についての解説も行われ、サイエンスとアートが融合した新しい視点で科学を理解する機会が提供されます。この光合成建築は、川上教授と松尾教授が共同で提唱したもので、環境に優しい社会の実現を目指す建築の一形態です。
セミナーは、摂南大学の開学50周年を記念したプロジェクトの一環としても実施されており、多くの中学生にとって貴重な体験となることが期待されます。
開催日時は2024年12月21日(土)の14:00から16:00まで、場所は摂南大学の寝屋川キャンパス1号館8階にある生命科学科実習室です。参加者は交野市在住の中学生15人を予定しており、若い頃から科学の楽しさを知ることで、次世代の科学者としての道を歩むような影響を与えることを目指しています。
是非、興味のある中学生や保護者の方は参加を検討してみてください。