後鳥羽院顕彰事業の新たなサイト開設
2021年は後鳥羽院が遷幸してから800年の節目の年です。この貴重な歴史を祝うため、【つながる800】をコンセプトにした新たな取り組みがスタートしました。その一環として公式サイトが開設されました。このサイトでは後鳥羽院にかかわる伝承や文化、彼の生涯についての情報が提供されるほか、特別に制作されたPR動画も閲覧可能です。
800年記念のPR動画の内容
PR動画は3部にわかれて構成されています。第1部は『800年後のあなたへ』というテーマのもと、最新の映像技術を駆使して後鳥羽院に縁のある文化行事が描かれています。これにより視聴者は後鳥羽院の精神を直接感じ取ることができることでしょう。
続く第2部『隠岐と後鳥羽院』では、隠岐の成り立ちや信仰を深掘りし、後鳥羽院がどのようにその豊かさと影響を受けたのかを問いかけています。この部では、時間を超えた価値がどのように成り立つかが表現されています。
そして第3部『新島守、後鳥羽院』では、最新の研究成果をもとに後鳥羽院について詳しく解説。ここでは、彼が海士で遂げた功績を学び、次の時代にどのような価値を発信するかをテーマにしたメッセージが込められています。サイトには英訳ページも設けられ、国際的な文化交流も意識されています。
予定される記念事業
遷幸800年を祝う一連のイベントも計画されています。2021年の具体的な催し物としては、以下のようなものがあります。
- - 島一周神輿渡御:9月11日(土)~12日(日)
- - 隠岐神社記念大祭:10月16日(土)~17日(日)
- - 島民劇「海士のごとばんさん」:10月16日(土)夕刻
- - 刀剣奉納関連行事:10月17日(日)
また2022年には、献茶式や刀剣奉納、牛突き文化をテーマにしたイベントなども予定されています。
海士町の挑戦
後鳥羽院顕彰事業の背景には、島根県海士町の持続可能な島づくりへの取り組みがあります。町政の経営指針には「自立・挑戦・交流」が掲げられ、地域の文化や時間を越えた価値を大切にしながら、様々な挑戦を続けています。海士町は「ないものはない」という理念を持ち、自らの文化や価値をしっかりと根付かせ、未来を築いていこうとしています。
公式サイトでは、さらなる情報が発信されています。この新たな取り組みが未来への架け橋となることを期待しています。