株式会社リロバケーションズ、ネパールのホテル専門学校と業務提携で人手不足解消へ

宿泊業界の人手不足解消に向けた新たな取り組み

近年、日本の宿泊業界は深刻な人手不足に悩まされています。この問題は特に地方のホテルや旅館において顕著であり、その背景には少子高齢化に伴う人口減少が影響しています。そんな状況の中、株式会社リロバケーションズ（以下、リロバケーションズ）は2035年に向けた新しい取り組みを発表しました。

リロバケーションズは、ネパールのSilver Mountain School of Hotel Management（以下、SMSH）及びBLUE SKY JAPAN株式会社（以下、BSJ）と業務提携を結びました。この提携により、SMSHの在校生や卒業生に日本語教育を提供し、日本での就労支援を行います。これにより、宿泊業界の人手不足解消と観光業界のさらなる発展が期待されています。

提携の背景と目的

宿泊業界の人手不足は、ただ単に労働力を確保するための課題ではありません。この問題は、観光業全体の質を左右する重要な要因です。リロバケーションズは、観光業界が必要とする人材を育成し、将来的に持続可能な形で成長できる土壌を作ることを目指しています。

この提携は、リロバケーションズが日本国内での人手不足問題に対応するための一環であり、高いホスピタリティスキルや英語力をもつ学生を育成するSMSH、さらにネパールからの人材支援を行うBSJとの協力を強化する形で進展しました。

提携の具体的な内容

提携契約の中では、以下のような内容が盛り込まれています。

- BSJがSMSHの学生に対する日本語及び日本文化教育を実施。
- 日本語能力試験N4以上に相当する語学力を習得した学生を、BSJがリロバケーションズに紹介。
- 就業先の選定や紹介、就業決定までの支援体制をリロバケーションズが構築。

このように、システム化された支援体制を通じて、日本での就労を希望する学生と人手不足に直面している宿泊施設との架け橋を構築します。これにより、求職者にとっての就業機会が拡大すると同時に、業界全体の課題解決につながることが期待されています。

Silver Mountain School of Hotel Management（SMSH）について

SMSHは2002年に設立され、ネパールのカトマンズに位置するホテルマネジメントスクールです。国際的なホスピタリティと観光マネジメントの教育を提供し、英国のクイーンマーガレット大学と提携して4年制学士号を授与しています。教育内容の充実により、SMSHは多くの優秀なホスピタリティ人材を育成しています。
詳しくは公式サイト（こちら）をご覧ください。

BLUE SKY JAPAN株式会社について

BSJはネパールからの人材送り出し支援を行う機関で、日本とネパールの企業間のコンサルティングも手がけています。2002年設立のグループは、これまでに10万人以上のネパール人材を海外に送り出しており、これからも多くの人々に新たなチャンスを提供していくことを目指しています。公式サイトはこちら（こちら）です。