マネジメント業務における管理職とメンバーの意識の違いとその影響
東京を拠点にワークアシストツール「TONOME」を展開するTONOME株式会社は、企業内でのマネジメントにおける意識について、管理職300名とメンバー200名を対象にした調査を行いました。この調査は、変化する働き方や労務管理へのプレッシャーの中で、マネジメント業務が抱える現状を浮き彫りにしています。
調査の背景
働き方の多様化が進む現代において、役職ごとの役割理解や業務の把握はますます重要性を増しています。この調査は、マネジメント業務の効率性や、メンバーがどのように日々の業務を管理されているのかを探ることを目的としています。特に、「業務把握」と「創造的な業務」に焦点を当てています。
調査結果の概要
調査結果のサマリーとして、以下の主なポイントが挙げられます。
1.
業務把握の重要性
約9割の管理職が「メンバーの業務把握が重要だ」と答えており、その理由として「具体的な指示を行うため」や「メンバーの育成のため」が上位に挙がっています。
2.
心理的・時間的負担
約6割の管理職は、メンバーの業務把握が心理的または時間的な負担であると感じており、管理職業務の約30%をこの業務に費やしています。
3.
把握にかかる時間の要因
業務把握に時間が取られる理由には、メンバーとの細かいヒアリングや、適切な次のアクションを示す必要性が含まれています。
4.
業務把握の欠如
約4割の管理職が、メンバーの業務把握が不足していると感じており、その理由は「主観的な報告によって客観的な状況を把握するのが難しい」ということです。
メンバーの業務把握の重要性
調査の中で、メンバーの状況や進捗の把握が成功の鍵であると認識されています。納期や目標達成のため、またメンバーの育成や業務量の適正化が求められ、ますます多様化するニーズに対応することが求められています。メンバーが安心して働ける環境をつくるためにも、この業務把握は不可欠です。
課題と今後の展望
本調査を通じて浮かび上がったのは、管理職がメンバーの業務を把握することに多くの時間を費やし、それにもかかわらず十分に把握できていない現状です。データやツールを利用した業務の可視化が、管理職の負担軽減につながるかもしれません。
まとめ
今回の調査を通じて、管理職とメンバーの意識の違いや、業務把握に関するさまざまな課題が明らかになりました。管理職が抱える時間的・心理的負担を減らし、より良いマネジメント業務を実現するためには、この意識調査が示す方向性に基づいた取り組みの充実が求められます。管理職だけでなく、メンバーにとっても働きやすい環境をつくるため、進むべき道を模索していくことが大切でしょう。
会社概要
- - 会社名:TONOME株式会社
- - 所在地:東京都港区北青山一丁目3番1号アールキューブ青山3F
- - 代表:代表取締役 小笠原広大
- - 事業内容:ワークアシストツール「TONOME」の開発提供、組織改善に向けたコンサルティング及びコーチング
- - 設立:2024年5月
- - URL:TONOME株式会社公式サイト