八百新酒造が贈る新プロジェクト
116年前、明治10年に創業した八百新酒造は、長い歴史を紡いできた。
現在、敷地内にあるシンボルとも言える「煉瓦の煙突」が崩壊の危機に直面していることが判明し、彼らは新たな支援者を募る活動を開始した。
煉瓦煙突の重要性
煉瓦の煙突は、八百新酒造の蔵人たちにとって心の支えであり、地域の象徴的存在だ。平成10年に退役したものの、創業以来蔵人たちを見守り続け、多くの人々に親しまれてきた。そのため、要修復、または解体の決断は避けられない。これをまさに支えるために、クラウドファンディングを通じて有志の方々の協力を仰ぐこととなった。地域の歴史的遺産として、この煙突を未来に繋げる責任感が大きい。
今回のクラウドファンディング
このプロジェクトでは、ふるまうリターンとして特別な限定酒も用意されている。
まず、1990年に仕込まれた「純米大吟醸30年古酒」。これは、煙突が現役だった頃に作られた酒で、30年の熟成を経た今では、琥珀色の美しさと甘く香ばしいドライフルーツの香りを醸し出している。まろやかな口当たりと豊かな余韻が楽しめる逸品だ。
さらに、2020年には「鶺鴒(せきれい)」をラインナップに加え、プロジェクト記念のラベルも登場。こちらは、最高スペックの純米大吟醸で、その香味は優雅で美しく、洗練された余韻が心に残る。
リターンのもう一つの魅力
サポーターとして応援してくれた方々の名前は、修復された煙突の基底部に設置される銅板に刻印されるため、皆の思いが形に残ることになる。これにより、サポーターはただの応援ではなく、地域の一部としての誇りを持つことができる。
八百新酒造の背景
八百新酒造は、山口県の美しい風土が育んだ酒蔵である。創業から根付く土地の特色として、錦川の清流が流れ込む。ここで育まれた米と水は、酒造りに欠かせない貴重な資源。蔵元が変わっても、酒造りの約束を守り続け、全量純米酒の生産を行うこの蔵は、今では国内外に多くのファンを持つ。特に「雁木」ブランドは、その品質の高さで知られており、世界でも評価されるようになっている。
まとめ
八百新酒造は、({{元気な酒蔵}})としての姿勢を一貫して守り続けてきた。しかし、今、煉瓦煙突を守るための新たな挑戦が始まっている。地域のシンボルを未来に伝えるため、そして地域住民の思いを一つにするために、皆さんの応援が必要だ。このプロジェクトを通じて、八百新酒造の未来を共に築くことができれば幸いである。
会社情報
- - 会社名: 八百新酒造株式会社
- - 所在地: 山口県岩国市今津町3丁目18-9
- - 代表者: 小林 久茂
- - 設立: 創業 明治10年(1877年)/会社設立 昭和25年(1950年)
- - 事業内容: 日本酒の製造及び販売
- - 公式サイト