新しい入試方式
2021-04-27 10:00:10

桜美林大学が革新をもたらす新しい入試方式「探究入試Spiral」の詳細と意義

桜美林大学は2022年度から、新たに「探究入試Spiral」という入試方式を開設しました。この新しい制度は、教育の現場における探究活動を重視し、その成果を評価することを目的としています。探究入試の名称にある「Spiral」は、螺旋や連続的な成長を象徴しており、学びによって社会へ貢献する力を育む意図が込められています。

探究活動とは何か


探究活動とは、授業や課題研究、委員会活動、自主的な活動など、多様な形式を含む活動のことを指します。桜美林大学では、受験生がこれまで取り組んできた探究活動の経験を重視し、実績ではなく、その過程での学びと成長を評価しようとしています。これは、学びの質を高めるための重要なステップです。入試において求められる評価基準は、持続的な探究活動の実施能力や、自発的に協力しながら取り組む力など、全10項目から構成されています。

新しい入試方式の目的


本入試方式を導入する背景には、高校での探究活動が教科として位置づけられる2022年度からの流れがあります。しかし、高校と大学間の接続において、「探究が入試につながるのか」という懸念が根強く存在しています。桜美林大学は、この状況を踏まえ、教育機関の関係者や受験生に向けて、探究活動の重要性を伝えるセミナーを開催しています。適切なサポートがなければ、探究活動に取り組むことが生徒にとって無意味になる可能性があるため、学びの意義を広めていく必要性を感じているのです。

教育機関向けセミナー


桜美林大学では、教育機関関係者を対象に「探究×入試」と題した勉強会を開催しています。初回は2021年5月25日に、次回は6月22日に行われ、オンラインで参加することができます。これらのセミナーは、探究活動を通じて学んできたことを大学での学びにどう結びつけるかを考える場を提供します。

さらに、受験生向けにも整えられた「探究入試対策セミナー」が2021年7月にスタートします。桜美林大学が主催するこのセミナーでは、受験生が実際に探究入試にどのように臨むべきかを具体的に学ぶ機会が与えられます。メディアの取材にも応じており、興味のある方にはぜひ参加をお勧めします。

入試の実施概要について


探究入試Spiralの具体的な実施概要としては、リベラルアーツ学群、ビジネスマネジメント学群、健康福祉学群からの受験者を対象とし、それぞれに定員が設けられています。選考は、一次審査の書類選考と、二次審査の面接に分かれており、面接では探究学習に関するプレゼンテーションや質疑応答が実施されます。

学校の理念と今後の展望


桜美林大学が掲げる建学の精神は、「キリスト教精神に基づく国際人の育成」としており、言語や国際教育に重きを置いています。学生が持つ多様な興味に応じた専門的な学びを提供する体制が整えられています。これらの取り組みを通じて、桜美林大学は新たな教育の形を模索し続けており、学生が社会で活躍できるような人材へと育成していくことを目指しています。

興味がある方は、ぜひ桜美林大学のウェブサイトを訪れて、詳細な情報や今後のセミナーについて確認してみてください。

会社情報

会社名
学校法人 桜美林学園
住所
町田市常盤町3758一粒館
電話番号
042-797-1542

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