名鉄百貨店、LINEマーケティングプラットフォーム「MicoCloud」導入で来店促進に成功!
名古屋鉄道グループの中核を担う名鉄百貨店は、従来の新聞折込広告やダイレクトメール(DM)を中心とした集客施策から、デジタル集客施策強化へ舵を切った。その取り組みの一環として、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用したマーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を導入した。
「MicoCloud」導入の背景には、従来の広告媒体の効果が低下している現状がある。電通の調査レポートによると、折込広告費は2013年から2023年にかけてほぼ半減した一方で、インターネット広告費は約3倍に増加している。このことから、デジタルマーケティングの重要性が高まっていることがわかる。
名鉄百貨店は、50代~70代の顧客層を中心に事業展開しているが、デジタル化が進む現代においては、次世代顧客への訴求も重要となる。そこで、あらゆる年代において利用率が高い「LINE」を活用し、情報発信と来店促進を行うことを目的として「MicoCloud」を導入したのだ。
LINE限定クーポンで来店促進効果を発揮!
名鉄百貨店は、「MicoCloud」導入後、LINE限定クーポンを発行し、顧客の来店促進を図った。クーポン利用期間をハウスカード会員のポイント率アップの優待期間と重ねることで、相乗効果を狙った。その結果、導入3ヶ月でLINE限定クーポンの利用数が約3倍に増加し、顧客の来店数増加に大きく貢献した。
デジタルチャネルの成長で顧客とのつながりを強化
「MicoCloud」導入により、名鉄百貨店のLINE公式アカウントの友だち数は、導入時の約3.2万人から、3ヶ月で4.8万人に増加した。デジタルチャネルの成長により、より多くの顧客に対してリアルタイム性を活かした情報発信が可能になった。
まとめ
名鉄百貨店の「MicoCloud」導入事例は、デジタルマーケティングの重要性を示す好例と言える。顧客とのつながりを強化し、効果的な来店促進を実現したことで、デジタルチャネルを活用した集客戦略の成功事例として注目されている。