Hinode TechnologiesがCanton Networkに参加
株式会社gumiの連結子会社であるHinode Technologiesが、新たにCanton Networkのノード運営に参加したことを発表しました。この取り組みは、急成長しているweb3領域において重要な一歩となっています。
Canton Networkとは?
Canton Networkは、金融機関のプライバシー要件に特化したレイヤー1のブロックチェーンであり、アプリケーション開発者は各自のニーズに応じて「許可制のチェーン」を構築することができます。この仕組みにより、ユーザーはスマートコントラクトを活用してプライバシー設定を簡単に行うことができ、取引情報を関係者のみに公開し、他の人に対しては完全に非公開にすることが可能です。
2024年6月にメインネットが正式に立ち上げられる予定で、すでにGoldman SachsやHSBC、BNP Paribasなどの大手企業がCanton Network上でDapp(分散型アプリケーション)を展開している状況です。このネットワークは、2025年6月のシリーズEラウンドでDRWやTradeweb、Goldman Sachs、Citadel Securitiesなどの投資から約1億3500万ドル(約195億円)を調達しており、機関投資家向けのさらなる導入を促進しています。
Hinode Technologiesの役割
Hinode Technologiesは、現在複数の主要なブロックチェーンネットワークのノード運営を行っており、新たにCanton Networkとも提携することで、より広範なweb3領域へのプレゼンスを拡大させています。この取り組みを通じて、Hinodeはブロックチェーン技術を活用した分散型社会の実現に向けて、重要な役割を果たそうとしています。
Hinodeの基本方針は、「新技術を用いた社会実装を推進することで世界に誇れるシステムインフラを構築し、持続可能な未来を切り拓く」というものであり、ウェブ3の基盤となるブロックチェーン技術の進展に対する強いコミットメントを示しています。将来的には暗号資産の会計管理システムの提供も視野に入れており、様々なサービス展開が期待されています。
会社概要:Hinode Technologies
- - 名称: 株式会社Hinode Technologies
- - 所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-34-7住友不動産西新宿ビル5号館
- - 代表者: 寺村 康
- - 設立: 2025年4月1日
- - 資本金: 495百万円(2025年4月1日時点)
- - 事業内容: ブロックチェーンのノード運営及び暗号資産会計管理システムの提供
- - URL: Hinode Technologies Official
この動向により、Hinode Technologiesが果たす役割に今後の注目が集まります。Canton Networkの運営を通じて、より多くの企業がブロックチェーン技術を活用し、新しいビジネスモデルやサービスを提供できる時代が来ることが期待されています。