株式会社ACROVEが「つながる端末保証」を譲受
株式会社ACROVEは、2024年8月1日付で「つながる端末保証」事業を匠ワランティアンドプロテクション(匠W&P)から譲受したことを発表しました。この譲受は、同社のEC事業支援の一環として位置づけられており、EC市場の急成長が背景にあると考えられています。
EC市場の状況
2022年には日本のEC市場は22.7兆円に達し、前年比9.9%増という堅調な成長を見せています。コロナ禍の影響でECの需要が高まり、安定した市場においては、消費者に長期的な購入体験を提供する施策が求められているのです。ACROVEは、スムーズなお買い物体験を実現するために新たな保証サービスを設けることを決定しました。
つながる端末保証の概要
譲受対象の「つながる端末保証」は、MVNO事業者向けに提供されるスマートフォンの故障に対して無償で修理または交換を行うサービスです。匠W&Pが十年以上にわたり培ってきたノウハウをもとに、ACROVEは、この保証プログラムを活用し、EC事業者の販売活動を支援していく方針です。
代表取締役社長の荒井俊亮氏は、「今後は、消費者へのより一層の価値提供が求められる時代です。この保証事業を取り入れることで、既存のサービスを強化し、リスク軽減を図ることができると期待しています」とコメントしています。
匠W&P代表取締役の犬山陽一郎氏も、「ACROVE社への譲渡に際し、我々の保証サービスがEC分野で新たな価値を生み出すことを嬉しく思います。ACROVEの成長を支援できることを信じています」と話します。
ACROVEのブランド育成とM&A戦略
ACROVEは「社会の果樹園を創造する。」を掲げ、販売支援とM&Aを通じて様々な取り組みを行っています。自社のビッグデータを駆使したEC売上最大化を図る「コマーストランスフォーメーション事業」と、迅速なM&Aや事業承継型M&Aに特化した「ECロールアップ事業」を展開しています。
このユニークなビジネスモデルにより、ACROVEは国内EC市場において優位性を持ち、発展を遂げています。2024年には、代表取締役の荒井氏がForbesの「30 Under 30 Asia」に選出されるなど、将来への期待が高まっています。
今後の展望
ACROVEは「つながる端末保証」を通じて、EC事業者や消費者に対して新しい価値を提供することを目指しています。今後も市場の変化に柔軟に対応しながら、EC市場の成長を支えていく取り組みを強化していく方針です。
会社概要
- - 会社名: 株式会社ACROVE
- - 設立: 2018年11月
- - 本社所在地: 東京都千代田区麹町6丁目6-2
- - 代表者: 荒井俊亮
- - 従業員数: 220名(2024年8月時点)
ACROVEはこれからも、EC事業を通じてさらなる成長と発展を続けていくことでしょう。