ウクライナの地雷問題解決に向けた日本の支援を考えるシンポジウム開催

ウクライナの地雷問題と日本の支援

2022年に始まったロシアによる軍事侵攻の影響を受け、ウクライナは現在、かつてないほどの地雷被害に直面しています。一般市民の命を脅かす地雷は、街や村のあらゆる場所に埋まっており、その影響は広範囲にわたります。国土のおよそ20%が地雷で汚染されており、この事態は難民の帰還や復興に深刻な妨げとなっています。

地雷対策の国際会議

このような状況の中、国際社会はウクライナの地雷除去支援に向けた取り組みを進めています。2023年からは「ウクライナ地雷対策会議」が開催されており、2025年には日本がホスト国となって東京にて開催される予定です。これに伴い、AAR Japanは2023年10月16日にオンラインシンポジウムを実施することを発表しました。

シンポジウムの概要

シンポジウムでは、ウクライナの地雷問題についての現状や日本の支援の在り方を議論します。具体的には、以下のテーマに基づいて進行される予定です。

- 報告:

• ウクライナでの日本の取り組み
• AARによる地雷・不発弾対策の展開
• 地雷被害者からのビデオメッセージ

- パネルディスカッション:

ウクライナの地雷問題とその解決に向けた日本の役割について、専門家や関係者が意見を交わします。登壇者には、JICAの専門家やAARの地雷対策担当者が参加します。

参加について

シンポジウムはZoomウェビナー形式で、450名の参加が可能です。参加は無料ですが、AARの人道支援活動への寄付を呼びかけています。参加希望者は、事前にAAR Japanの公式ウェブサイトから申し込みが必要です。申し込み締切は10月15日までです。

地雷問題への関心を高める機会

今回のシンポジウムは、ウクライナにおける人道的危機をさらに広く認識し、日本が国際的な支援活動にどのように貢献できるのかを考える貴重な機会となるでしょう。地雷は目に見えない場所に存在し、一般市民の日常生活を脅かしています。これに対する理解を深め、行動を起こすために、多くの人々の参加が期待されます。

参加登録の詳細やAAR Japanの活動に関する情報は、公式ウェブサイトで確認できます。地雷問題は国境を超えた課題であり、一人一人が関心を持つことが、その解決の第一歩となることでしょう。