大阪オフィス市場、空室率上昇!最新レポートで現状と今後の見通しをチェック
三幸エステート株式会社が発表した最新のオフィス市場レポートによると、大阪市のオフィス空室率は前月から上昇しました。特に北区では大幅な上昇が見られ、市場の動向に注目が集まっています。
レポートによると、2024年6月度の大阪市オフィス賃貸状況は、空室率が前月比プラス0.31ポイントの3.75%と上昇しました。これは、新築ビルの竣工に伴い、空室が増加したことが主な要因です。エリア別では、北区が前月比プラス0.7ポイントの大幅な上昇となりました。
一方で、潜在空室率は前月比プラス0.16ポイントの5.45%でした。オフィス需要は、ビルグレードの改善など前向きな動きが中心となっており、館内増床の事例も多く見られます。大口の面積帯でもテナントの動きが活発化していることから、潜在空室率の上昇は、必ずしもオフィス市場の悪化を示すものではありません。
募集賃料は、前月比マイナス6円/坪の18,365円/坪で、ほぼ横ばいとなっています。18,000円/坪台前半での横ばい傾向が続いていることから、賃料は安定していると言えるでしょう。
北区の大規模ビル「イノゲート大阪」が6月に竣工しました。JR大阪駅西口に直結した抜群の立地を誇り、最小約30坪の区画に分割可能なため、来客系テナントの需要も見込まれています。フレキシブルオフィス・貸会議室・ラウンジなどの充実したアメニティも備えていることから、テナント誘致において差別化を図ることが期待されています。
近年竣工したビルは、このようにアメニティを充実させる傾向にあります。これは、テナント誘致において差別化を図るため、オフィス環境の快適性向上を重視する企業が増えていることを示唆しています。
三幸エステート株式会社は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートする企業です。オフィスに関するあらゆるニーズに対応し、最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、幅広いサービスを提供しています。
今回のレポートは、今後の大阪オフィス市場の動向を把握する上で重要な情報となります。三幸エステート株式会社のウェブサイトでは、詳細なレポートが公開されているので、ぜひご覧ください。