遠隔手術支援の未来
2024-10-08 11:59:58

最先端の医療技術、遠隔手術支援システムが実現した未来の医療教育

遠隔手術支援システムの実証実験



概要


近年、医療現場では医師不足や地域間の医療格差が大きな課題として浮上しています。これらの問題に対処するため、丸紅株式会社、株式会社OPE×PARK、国際医療福祉大学、NTTコミュニケーションズは、【手術記録システム「OPeDrive」】と【MECダイレクト(R)】を活用した遠隔手術支援の実証実験に成功しました。実験の結果、熟練医師が遠隔地から手術を支援し、手術映像を教育コンテンツとして利用できることが確認されました。

実証実験の背景


日本の地域医療は、医師の絶対数の不足や地域間の偏在に悩まされています。特に地方では高い専門技術を持つ医師が不足しており、若手医師の教育が急務です。この問題に対処するため、高度な医療技術を地域医療従事者に提供し、医療の質を向上させる新たな取り組みが求められています。

実証実験の内容


実証実験は、【国際医療福祉大学成田病院】と【国際医療福祉大学三田病院】の2つの拠点で行われました。手術の模擬映像をOPeDriveに保存し、MECダイレクト(R)を利用して三田病院へ伝送。その映像をもとに、三田病院の医師がアドバイスを提供し、その遅延時間を評価しました。この結果、映像伝送の遅延は500msec(0.5秒)以下となり、高度な手術支援が可能であることが確認されました。また、手術映像をセキュアな【docomo MEC(R)】基盤に保存し、全国どこからでも安全にアクセスできることも明らかになりました。

各社の役割


この実証において、各社はそれぞれの専門性を活かし、地域医療における課題解決に貢献しました。特にNTT Comは、全国どこにいても若手医師や地方医師が高度な医療技術にアクセスできる教育プラットフォームの提供を目指します。これは、手術映像をリアルタイムに伝送するだけでなく、安全に保存し、教育教材として活用できる仕組みです。

今後の展望


2024年10月8日から、教育プラットフォームのサービスが開始されます。医療従事者は、術中映像を患者の同意のもとで利用しながら、最新の手術技術に触れることができるようになります。この新しい取り組みは、医療教育の質を向上させ、地域医療の発展に寄与することが期待されています。丸紅、OPE×PARK、国際医療福祉大学、NTT Comは、それぞれのリソースを活用し、日本の医療全体の質を向上させるために尽力していきます。

お問い合わせ


本サービスや実証実験の詳細については、NTT Com営業担当または指定の連絡先までお問い合わせください。具体的な利用料金についても同様に確認が可能です。医療現場への新たな技術導入は、未来の医療を変える重要な一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
丸紅株式会社 株式会社OPE×PARK 学校法人国際医療福祉大学 NTTコミュニケーションズ株式会社
住所
電話番号

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