ファーマIT＆デジタルヘルスエキスポ2025が東京で開催決定

ファーマIT＆デジタルヘルスエキスポ2025

国内最大規模の製薬業界向けデジタルイベント『ファーマIT＆デジタルヘルスエキスポ2025』が、4月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトで開催されることが決まりました。このイベントは、近年急速に進化している製薬企業のデジタル化をテーマにしており、業界関係者が一堂に会する貴重な機会となります。

特に、研究・開発の分野では、国際的な競争が一段と激化しており、核酸医薬品や再生医療など新たな治療法に挑む企業が増加しています。また、製薬ビジネスも効率化が求められ、外部パートナーとの連携を深める動きが強まっています。さらに、セールス部門では、MR（医薬情報担当者）の人数を削減する動きが見られ、時代に応じた新しい組織体制が模索されています。

多彩な出展企業とテーマ

今回のエキスポでは、「研究・開発」「製造」「マーケティング・セールス」「デジタルヘルス」「ベンチャー＆スタートアップ」の5つのテーマに分かれ、105社が332の製品やサービスを出展します。また、約80セッションのセミナーも同時開催され、ITやコンサルティングなど様々な業界の専門家による講演が行われる予定です。

その中でも特に注目されるテーマは、生成AIの活用です。業界のリーディングカンパニーであるグーグルやマイクロソフト、アマゾンウェブサービスジャパンが参加し、最新技術についての紹介を行います。この機会に、製薬分野でのAI活用がどのように進むかを学ぶことができます。

特別企画：新たな治療アプリの未来

開催の2日目にあたる4月10日には、医薬品の周辺分野に焦点を当てた特別講演「Around / Beyond the Pill」が実施されます。この講演では、治療アプリの開発で注目を集めるCureAppをはじめとし、アステラス製薬や塩野義製薬、武田薬品工業など名だたる製薬企業や医師、ヘルスケア関連のベンチャーが登壇する予定です。これにより、今後の製薬とデジタルヘルスの融合についての新しい視点が提供されるでしょう。