パナソニックHDが生産者と消費者を繋ぐ新コンテンツ「真の顔が見える生産者とは」を発表
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、農林水産省が推進する国民運動「ニッポンフードシフト」と共同し、新しいコンテンツ「真の顔が見える生産者とは」の配信を開始しました。この取り組みは、消費者が生産者とのつながりをより深く理解し、農産物の背景にあるストーリーを知ることを目的としています。
目指すは「顔が見える生産者」の文化
この新コンテンツでは、有機栽培や特別栽培農産物に焦点を当て、生産者と消費者が直接繋がる機会を提供します。具体的には、農薬や肥料の使用方法、環境に配慮した生産者の実際の生産工程などを紹介。これにより消費者は、単なる生産者の顔を知るだけでなく、その生産過程に対する理解を深めることができます。パナソニックHDは、消費者が「真の顔が見える生産者」との関係を築くことを目指し、新たな生産と消費の仕組みを創造していく計画です。
「ニッポンフードシフト」との連携
農林水産省は、2021年に「みどりの食料システム戦略」を打ち出しました。この戦略の中では、2050年までに化学農薬や化学肥料の使用量を大幅に削減する目標が設定されています。パナソニックHDの新コンテンツの制作は、消費者に「食」と「農」を巡る課題を身近に感じてもらうことを目的としており、農林水産省の「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」運動に協力しています。
「ハックツ!」プラットフォームでの取り組み
パナソニックHDが展開する「ハックツ!」というECプラットフォームは、生産者と消費者を繋ぐ役割を果たしています。このプラットフォームでは地元の農家や生産者の商品が取り扱われており、消費者が直接その商品を手に取る機会を提供。さらに、農業体験なども企画されており、単に商品を販売するのではなく、消費者との相互コミュニケーションを促進しています。
地域社会への貢献
パナソニックHDは、この取り組みにより地域の障害者施設や飲食事業者とのつながりを強化し、共助の仕組みを生み出しています。これにより、地域全体の活性化を目指すとともに、持続可能な社会の実現に向けた活動にも取り組んでいます。生産者と消費者が共に成長し合える関係を築くことで、地域の活力を高めることができると信じています。
今後の展望
今後もパナソニックHDは官民の連携を深める中で、消費者が生産工程を考慮して農作物を選ぶ文化を育んでいく方針です。この「真の顔が見える生産者」のコンテンツは、その第一歩として位置づけられています。加えて、有機栽培に取り組む生産者が収入を増やし、環境負荷の軽減につながるような取り組みを推進し続けることが期待されます。
この新コンテンツと取り組みの詳細については、「
ハックツ!Fujisawa」でご覧いただけます。また、農林水産省の「
ニッポンフードシフト」のページでも、さらなる情報を得ることができます。これからの「食」と「農」の未来に向けて、共に歩んでいきましょう。