株式会社みらいホールディングス(以下、みらいHD)と株式会社ADワークスグループ(以下、ADWG)は、リート(不動産投資信託)の組成に向けて、目を引く合弁事業契約を締結しました。この契約は、両社が共同で行う投資の枠組みを構築し、今後の不動産資産運用における戦略的なパートナーシップを整えようとするものです。
合弁事業契約の概要
この合弁事業は、ADWGが設立した投資運用会社、JMRAM(JMRアセットマネジメント)を通じて展開されます。JMRAMは2021年9月に設立され、ADWGが全額出資しています。本契約の観点から、2023年4月15日付で行われる5,000万円の増資に際して、みらいHDが1,200万円、ADWGが3,800万円を共同で出資することが明らかになりました。今後、みらいHDは12%の出資比率を持つことになり、ADWGは88%を保有することになります。
対象とする地域と特徴
両社が目指すリートの主な投資対象地域は、首都圏、中部圏、近畿圏、北部九州圏の中核都市圏です。これらのエリアにおいて、生活を支える不動産への投資を通じ、日本経済の活性化に寄与することが目標です。ADWGは個人富裕層向けの収益不動産ソリューションを提供しており、資産運用の経験が豊富です。これからのリート形成において、みらいHDの中部圏での運営実績と、ADWGの運用ノウハウが掛け合わさることで、双方にとって有意義な相乗効果が期待されます。
今後の展望
この合弁事業によるリートの組成についての詳細は、今後のスケジュールとともに随時発表される予定です。両社はこの契約によって、不動産市場におけるプレゼンスをさらに高め、戦略的な成長を目指していく所存です。さらに、この取り組みは投資家に対しても新しい資産運用の選択肢を提供し、経済活性化への寄与が期待されます。
企業のプロフィール
- - ADワークスグループは、1886年に設立され、東京都千代田区を本社とする不動産関連の幅広い事業を手がける企業です。現在は東証一部に上場しており、収益不動産賃貸や販売事業などを行っています。
- - みらいホールディングスは名古屋市に本社を構え、経営支援やM&A支援、ならびに不動産事業に特化した多様なサービスを展開しています。
- - JMRアセットマネジメントは、近年注目される新たな投資運用会社であり、今後の成長に期待が寄せられています。
このように、みらいHDとADWGの提携は、リート組成という大きなプロジェクトを進行中です。両社の戦略的な協力が、日本の不動産マーケットにどのような影響をもたらすのか、今後の動向が注目されます。