サイバーセキュリティ分野での戦略的提携
提携の概要
VLCセキュリティアリーナと日立システムズエンジニアリングサービスが、サイバーセキュリティの業務での戦略的提携を発表しました。この提携により、両社はそれぞれの営業ネットワークを活用し、販売力の強化を図ります。顧客のセキュリティに関する多様なニーズに対応するため、幅広いサービスの提供が実現されるのです。
相互のサービス拡充
提携の具体的な内容として、GVCセキュリティアリーナは日立が持つ認証・アクセス管理のセキュリティソリューションを取り入れる一方で、日立システムズエンジニアリングサービスはVLCの専門的なサイバーセキュリティトレーニングや脆弱性診断、セキュリティコンサルティングなどのサービスを利用できるようになります。これにより、両社共にサービスラインナップの拡充を図ることが可能です。
今後の展望
両社は今後も共同で新しいサービスの開発や市場の開拓を進めていく計画です。お客様の持続的な成長を支援し、企業の安全な業務活動の実現に貢献していく意向を持っています。2027年度末までには、両社の協力によって売上3億円の達成を目指すとしています。それにより、より多くの顧客に安全なデジタル環境の実現に向けたサポートを提供することが期待されています。
両社のコメント
VLCセキュリティアリーナ
取締役の伊倉宏之氏はこの提携の意義について、「近年の高度化・多様化するサイバー攻撃に対抗するためには、トレーニングや診断だけでなく、幅広いソリューションとの組み合わせが必要」と述べています。彼は、今回の協業によってより包括的な支援体制が整ったと考えています。
日立システムズエンジニアリングサービス
同社の藤代佳之取締役は、特に中小企業が直面するセキュリティ課題の深刻化を指摘し、提携によってワンストップで実践的なセキュリティ対策を提供できる体制が整ったことを強調しました。
サイバーセキュリティの重要性
サイバー攻撃が日々巧妙化している今、国や自治体だけでなく、多くの企業がそのリスクにさらされています。経済産業省の調査によれば、2030年には約79万人のIT人材が不足する見通しであり、サイバーセキュリティ対策は経営上の重要課題となっています。特に人材の育成やITシステムの導入、脆弱性診断、セキュリティ体制の構築などを効率的に組み合わせることが求められています。
VLCセキュリティアリーナとは
VLCセキュリティアリーナは、イスラエルのCyberGym Control Ltdとの協力を通じて、日本およびアジア地域でサイバーセキュリティに関する訓練サービスを提供しています。彼らのセキュリティ訓練施設『CYBERGYMアリーナ』をプラットフォームとして、各種サービスを展開しています。
日立システムズエンジニアリングサービスについて
日立の一員である同社は、先進の情報技術を駆使して顧客のニーズに応え、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。デジタル技術を活用したサービスの提供に加え、ITシステムの運用やデータセンターの管理なども手掛けています。
今後の展示会について
この提携の詳細なサービス内容は、2025年11月11日・12日に横浜で開催される「日立システムズエンジニアリングサービスEXPO 2025」で展示される予定です。この機会に、現場で使える実践的なDXやセキュリティ対策のソリューションに触れられるチャンスです。詳しい情報は、イベントの公式ウェブサイトをご覧ください。