渋谷の「The Bellwood」がアジア最高のバーアワードに初ランクイン！

渋谷の「The Bellwood」がアジアのバーランキングに登場

渋谷に位置するバー「The Bellwood」が、アジア最高のバーアワード「ASIA’S 50 BEST BARS」において49位の栄冠を獲得しました。このアワードに初めて名を連ねた同店は、世界中のトップバーテンダーたちが集う授賞式でその存在感を示しました。

バーのコンセプトと特徴

「The Bellwood」のコンセプトは、大正時代の喫茶文化をモダンにアレンジした特殊喫茶です。店内では、和の要素を取り入れたオリジナルのカクテルメニュー「喫（の）むKAISEKI」や、看板のない創作寿司屋「BELL SUSHI」を楽しむことができます。これにより、訪れる人々は従来のバーの枠を超えた新しい体験を得ることができるのです。

バーの経営者である鈴木敦氏は、昨年のアワードでの87位から大きく躍進したことを誇りに思っています。鈴木氏は、若い頃からバーテンダーとしてのキャリアを重ね、さまざまな国で経験を積んできた実力者です。彼のバックグラウンドには、ニューヨークやロンドンでの専門的なトレーニング、カナダでの競技経験、さらには上海でのヘッドバーテンダーとしてのキャリアがあります。

ASIA’S 50 BEST BARSとは？

「ASIA’S 50 BEST BARS」は、2016年に設立されたアジアのバーシーンを評価するアワードです。このアワードには250人以上のドリンク専門家が関与しており、アジア各地の多種多様なバーを評価します。昨今のアジアでは、カクテル文化が急速に発展しており、各地域の味や技術が反映されています。「The Bellwood」の受賞は、まさにこの文化の一端を担っていることを示しています。

鈴木敦の挑戦

鈴木氏は葛飾区柴又出身で、東京のバーでバーテンダーとしての技術を磨きました。彼は24歳の時に渡米し、名店「Angel’s Share」での経験を積んだ後、ロンドンやカナダでさらなる技術を武装しました。その後、2017年には中国代表として出場したカクテルコンペティションで優勝を果たし、アジアのバーシーンでの地位を確立しました。

2020年に自身のバー「The Bellwood」をオープンさせ、独自のスタイルでカクテルを提供しています。また、鈴木氏は現在も国内外でセミナーやトレーニングを行い、自らの技術を世に広めています。