SIRCと豊田合成が手を組み、CO2排出削減に向けた取り組みを開始
株式会社SIRC(サーク)は、豊田合成株式会社と提携し、同社やその関連組織、さらには仕入れ先のCO2排出量を削減するための新たな取り組みを始めました。このプロジェクトでは、SIRCが持つ非接触のIoT電力センサユニットとクラウド解析ソフトの技術を駆使し、製造業の省エネルギーに関するデータ収集や分析の自動化を目指します。
豊田合成は、カーボンニュートラルの実現に向けて自社の製造現場だけでなく、サプライチェーン全体におけるCO2排出の削減が求められています。特にサプライチェーンのカーボンニュートラル活動では、エネルギー使用量の実測支援、そしてそれを踏まえた個別サプライヤーに寄り添った低減テーマを策定し、提言活動を実施しています。このため、簡易に計測でき、省エネ活動を推進するためのツールが必要とされています。
SIRCの取り組み
SIRCは、電力・電流・角度・周波数変換などの測定をリアルタイムで行える多機能でコンパクトなセンサ、「SIRCデバイス」の技術を活かして製造業向けのDXソリューションを展開しています。これまで取り付けが困難だった場所にも後付け可能なセンサと、同社が提供するクラウドサービスを組み合わせ、「消費電力を可視化し、削減のヒントを提供する脱炭素DXソリューション」を具体化します。
IoT電力センサユニットの特長
1.
ワンタッチ設置: 既存設備に対してわずか15秒で後付け可能です。
2.
高精度測定: SIRC独自方式により正確な有効電力を計測できます。
3.
ワイヤレス設計: 配線工事が不要なため、導入がスムーズです。
これにより、工場のラインや設備ごとに設置が容易になり、より正確な電力データを収集することが可能になります。この正確なデータを基に、電力削減のポイントを特定し、実行可能な省エネ施策を策定・実施することができます。このセンサユニットは2024年度省エネ大賞にも選ばれています。
脱炭素DXソリューションについて
SIRCは、IoT電力センサユニットと自動グラフ化機能やデータ分析機能を持つSIRCクラウドを組み合わせて、製造業における省エネ・脱炭素に関連するさまざまなお悩みを解決します。自動グラフ化機能により、手間をかけずに計測データを見える化し、しきい値を設定することで異常を検知し、装置の予知保全にも寄与します。
会社概要
株式会社SIRC(サーク)
- - 所在地: 大阪府大阪市中央区久太郎町2-5-31 関電不動産船場ビル9F
- - 代表者: 代表取締役CEO 髙橋 真理子
- - 事業内容: SIRCデバイスを活用した製品開発および販売、DXソリューションの提供
- - 設立: 2015年2月
- - WEBサイト: SIRC公式サイト
SIRCは、環境問題解決に向けた取り組みを強化し、技術を駆使して持続可能な社会の実現に貢献していきます。