未来の職場の多様性を考える体験型イベント開催
2025年5月18日、大阪・関西万博のオランダパビリオンで、ランスタッド株式会社が主催するダイバーシティ体験イベントが開催されます。このイベントのテーマは「未来の職場、未来の社会 ~みんなが自分らしく輝くために~」。多様性に富んだ職場を実現するため、様々な障がいや特性を持つ方々の視点を理解する貴重な機会が提供される予定です。
5つのダイバーシティ体験
このイベントでは、視覚障がいや妊婦体験を含む5つの体験が用意されています。これにより、参加者は異なる背景を持つ人々との共感を深め、理解を促進することができます。具体的には、VRを活用した発達障がい体験、聴覚障がい者と聴者が共に楽しむ音楽体験、認知症の当事者視点での理解を深める体験、そして妊婦体験を通じて日常生活や職場での挑戦を実感します。
視覚障がい体験
クレープシードラ株式会社の最新技術「Re:Sense®」を用いた視覚障がい体験では、圧倒的な臨場感の中で聴覚が研ぎ澄まされる世界を体験できます。この技術は、単に高音質な音に留まらず、音を通じて人の気配や存在感を感じることができます。これは、視覚障がい者の方々の生活に寄り添う重要な体験です。
発達障がい体験
次に、発達障がいの方々がどのように職場環境を敏感に感じ取るのかを体験するためのVR研修が行われます。これは職場の多様性を考える上で欠かせない取り組みで、普段とは異なる視点から日常業務を見つめ直すきっかけを提供します。
音の世界を体感
富士通株式会社の協力により、音を振動と光で伝える「Ontenna」を利用した体験も予定されています。これにより、ろう者と聴者が共に音楽を楽しむ方法を学びます。さらに、駅の環境音を視覚的に表現する「エキマトぺ」も体験できます。
認知症体験
株式会社シルバーウッドによるVR認知症体験も行われます。認知症の視点で周囲の世界を体験することで、理解が深まるとともに、コミュニケーションの重要性が再確認されることでしょう。
妊婦体験
妊婦体験では、重さ約7kgの妊婦体験ジャケットを装着することで、妊娠期間中の身体的な負担や職場での不便を疑似体験します。これにより、妊娠中の方々への理解を深め、職場環境への配慮の重要性が伝えられます。
体験型イベントの詳細
このイベントは招待制および当日の案内にて参加可能で、入場チケットは各自で負担する必要があります。多様な経験を通じて、未来の職場に向けたさらなる理解と共感を育む機会をお楽しみください。 経験を通じて新たな視点を得ることで、職場環境がどのように変化できるのか、一緒に考えていきましょう。
【イベント概要】
- - 日程: 2025年5月18日(日) 11:00~14:30(最終受付)
- - 場所: 大阪・関西万博 オランダパビリオン内 イベントルーム
- - 参加: 招待制および当日案内(予約不可)
この特別な経験を通じて、参加者が持つ夢や希望を実現する未来の職場を共に考える一日となることでしょう。