天王洲に新たな壁画
2025-09-10 12:22:41

淺井裕介氏の新作大型壁画が天王洲に登場、アートの島がさらに鮮やかに

淺井裕介の大型壁画が天王洲アイルを彩る



2025年8月、東京都品川区の天王洲アイルに、現代アーティスト淺井裕介による新たな大型壁画が完成しました。この作品は、一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会が主催する「TENNOZ ART FESTIVAL 2025」の一環として発表されたもので、タイトルは「何も語るな、何も記憶するな、全て忘れろ」です。

本プロジェクトは、天王洲アイルをアートの島として進化させることを目的に2019年から続いており、現在までに23作品が公開されています。淺井が手掛けた壁画は、高さ24メートル、幅45メートルの巨大さを誇り、目を見張る迫力で訪れる人々を歓迎します。

過去の作品からのストーリー


淺井は2019年に天王洲の三信倉庫で「どこまでも繋がっていく」と題した壁画を制作しました。この壁画には、青い竜が描かれており、多くの人々に親しまれる存在となりました。しかし、三信倉庫が解体されることになり、その役割が終わってしまいました。壁画は場所の運命に左右されるものであり、淺井は新しい壁画において「三信倉庫から寺田倉庫へと移動する竜」というストーリーを展開しました。

新作の魅力とメッセージ


今回の壁画では、土壌をテーマにした茶色の竜を描いています。淺井はこの作品を通じて、私たちが忘れがちな歴史や記録されない数々の声を感じ取るきっかけを提供したいとしています。「何も語るな、何も記憶するな、全て忘れろ」というタイトルには、ある意味で私たちの存在を思い起こさせるメッセージが込められています。

実際に絵の前に立つことで、小さな命の積み重ねによって今があることを実感でき、忘れられた存在たちの確かにあった証を感じることができるでしょう。

地域アートの可能性


「TENNOZ ART FESTIVAL」は、アートを通じて地域の魅力を高める取り組みでもあります。天王洲アイルには倉庫を利用したミュージアムやアートギャラリーが集まり、新たなアートシティとして注目されています。水辺の美しい風景を活かしたアートが集中的に展示されるこの地域では、アートと観光が融合した新しい価値を生み出すことが目指されています。

最後に


淺井裕介の新作壁画は、天王洲にさらなる彩りを加え、この地域の文化と魅力を一層引き立てる存在となるでしょう。アートを楽しむためにぜひ訪れてみてください。新たな命を吹き込まれた竜との出会いが、きっとあなたを魅了するはずです。


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会社情報

会社名
一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会
住所
東京都品川区東品川2-6-10
電話番号
03-4405-5785

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