「おれは太巻大左衛門」は、最強のサムライを目指して武者修行の旅に出る主人公、太巻大左衛門のコミカルな冒険譚を描いた作品です。
作者は、数々のナンセンス作品を手掛ける片平直樹さんと、絵本作家として活躍する高畠那生さん。
主人公の太巻大左衛門は、とっても強いサムライですが、さらに強くなりたいと願っています。ライバルは幼馴染の重箱盛之助。いつも決着がつかず、互いに切磋琢磨する関係です。
そんな太巻大左衛門は、強くなるために武者修行の旅に出ます。旅の途中で出会う個性的なキャラクターたちとの出会いが、太巻大左衛門を成長させていきます。
「おれは太巻大左衛門」は、ナンセンスな笑いと、冒険のワクワク感が詰まった一冊です。子供はもちろん、大人も楽しめる作品となっています。
本書の魅力は、なんといっても片平直樹さんのユーモアあふれるストーリーと、高畠那生さんの独特な絵柄です。
片平直樹さんのストーリーは、ナンセンスな笑いを誘う一方で、太巻大左衛門の成長や友情を描いた温かい物語でもあります。高畠那生さんの絵は、ちょっと抜けたような可愛らしさとユーモラスなタッチで、作品全体を楽しくしています。
「おれは太巻大左衛門」は、読み終わった後、心がほっこり温かくなる作品です。ぜひ、お子様と一緒に読んでみてください。