ブラザーが目指す持続可能な未来
三重ブラザー精機株式会社が運営する「斎宮こぶしの杜」が、環境省による「自然共生サイト」に認定されました。この取り組みは、同社が2017年から開始した生物多様性保全活動の成果として評価されたものです。
自然共生サイトは、環境省が特定の地域や企業の生物多様性保全活動を認定する制度です。この制度は、2023年に始まり、日本全体で生物多様性の保全を促進することを目的としています。認定を受けるには、持続的な取り組みとその効果が求められます。
生物多様性保全活動の内容
斎宮こぶしの杜では、地域の森から採取した種を育てた落葉樹の「こぶし」や、地元団体から譲り受けた「ハナショウブ類」を植えるなど、積極的に生物多様性の保全に取り組んでいます。さらに、草刈りや外来種の駆除といった持続的な活動も実施しており、これによりオオジシバリやニホンタンポポなどの在来種が育ち、様々な虫や鳥までが生息する環境が整っています。
認定の背景
こうした継続的な努力が評価され、斎宮こぶしの杜は環境省により自然共生サイトとしての認定を受けました。これはブラザーグループとして二例目の認定であり、前年に認定された岐阜県郡上市の「ブラザーの森 郡上」に続くものです。
環境ビジョン2050の実践
ブラザーグループは、2030年までの生物多様性保全を重要な課題とし、環境負荷を最小限に抑えつつ生態系の修復と保全活動に取り組むことを掲げています。この目標には、環境省が発足した「生物多様性のための30by30アライアンス」にも参加し、グローバルな目標達成に向けて貢献しています。
未来に向けた取り組み
三重ブラザーは、今後も斎宮こぶしの杜における生物多様性の保全活動を継続し、環境に配慮したモノづくりを目指していく方針です。また、企業としての社会的責任を果たす一環として、他の企業や地域との連携も模索しています。
このように、地域と共に進化を続ける企業の取り組みが、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。ブラザーは、自然との共生を基盤にした未来志向のモノづくりを通じて、さらなる環境保全活動に力を入れ、社会全体の意識向上を図っていきます。