日住サービス、不動産業務をDX化する「プロポクラウド」を全店舗導入へ

不動産業務のDXを加速する日住サービス

不動産業界が直面している課題の一つは、顧客ニーズに応じたサービスを迅速に提供することです。特に中古マンションの価格上昇に伴い、売却・購入に関する検討が長期化する傾向が強まっています。そんな中、株式会社日住サービス（以下、日住サービス）は、顧客への円滑なサービス提供を可能にするために、全16店舗で「PropoCloud（プロポクラウド）」を導入することを発表しました。

プロポクラウドの特長

「プロポクラウド」は、株式会社Housmartが提供する不動産売買仲介向けの営業支援システムです。このシステムは、買主様や売主様のニーズに基づいた情報を自動的に配信することで、顧客への長期的なフォローアップを可能にします。これにより、営業担当者は顧客の興味に合わせた物件情報やコンテンツをタイムリーに提供でき、顧客満足度の向上を図ることができるのです。

また、システムは顧客の動向をリアルタイムで把握できる様々なデータを提供します。例えば、メールの開封率や物件の閲覧数、提案物件への反応などを分析することで、より高い売買意向を持つ顧客への的確なアプローチが可能になります。これにより、日住サービスは顧客にとって必要なタイミングで、必要な情報を提供できる体制を整えることができます。

不動産業務の効率化

業務の効率化を図ることで、営業担当者の負担を軽減し、顧客への提案業務にかかる時間や手間を大幅に削減することができます。この「プロポクラウド」一つで、顧客管理、物件検索、優先的に対応すべき顧客のリスト化など、営業活動に必要な機能が集約されており、スマートフォンやPCからはいつでもアクセス可能なので、業務の柔軟性も高まります。

適用対象となる物件は、居住用の中古マンションや新築戸建、中古戸建（オーナーチェンジを除く）、土地など多岐にわたります。これにより、日住サービスは、さまざまな顧客に向けた柔軟な提案が可能となります。

事業背景と今後の展望

近畿圏での不動産市場は、他の主要都市と同様に、中古マンションの価格が上昇する中、時間をかけてじっくり考える顧客が増えてきています。それに伴い、日住サービスは顧客の変化するニーズに応えるべく、より継続的かつ丁寧なフォローを求められるようになりました。

このような背景のもと、ハウスマートの「プロポクラウド」を導入することで、日住サービスは変化に適応し、顧客との関係を深化させ、さらなる信頼を築いていくことを目指しています。サービスを提供しながら、次のステップへと進化する日住サービスの姿に、今後も注目が集まります。