FEILERと港区立小中一貫教育校の新プロジェクト
ドイツの伝統工芸の一環として知られるシュニール織のブランド「FEILER(フェイラー)」が、港区立小中一貫教育校お台場学園とタッグを組み、海の環境保護についての意識を高める新しいプロジェクト「ブルーシー」をスタートします。このプロジェクトでは、特に小学6年生たちと共に海の大切さをテーマにした独自のハンカチを製作し、その収益を通じて環境保護のメッセージを広めることを目指しています。
プロジェクトの背景
お台場学園は、海に近い立地を活かし、年間通して海の学習を行っており、その中でも海の生態系の重要性を理解し、守る意義を学ぶ機会を子どもたちに提供しています。昨年は、FEILERとの初めてのコラボが実施され、大きな反響を呼びました。これを受けて、二回目のコラボレーションが決定したのです。高校生たちが得た知恵や感性をもとに、海の環境を守る重要性について広く伝える道具としてハンカチを選びました。
取り組みの具体化
「ブルーシー」プロジェクトは2025年2月に活動を開始します。子どもたちは、海苔作りなどを体験し、環境問題に対する意識を高める中で「美しい海を守りたい」という思いを強く抱くようになりました。プロジェクトでは、海についての深い知識を持つ教員がアドバイザーとなり、子どもたちが自分たちのデザイン案を考えるための授業が行われます。ここで提供される知識はデザインだけに留まらず、実際の製品開発やビジネスの仕組みについても学ぶことができるため、彼らにとって貴重な経験となります。
ハンカチのデザイン
プロジェクトのデザイン案は8つのチームによって発表され、それぞれのお台場のビーチや波のグラデーション、そして海の生物たちが描かれたストーリーが盛り込まれています。これらのアイデアをもとに、フェイラージャパンのデザイナーが一つの統一したデザインを完成させる予定です。
名称『オダイバガクエンブルーシー』
この特別なハンカチには「オダイバガクエンブルーシー」という名前が付けられます。カクレクマノミのルビーとウミガメのココが中心に描かれたこのデザインは、子どもたちの願いが込められています。彼らが感じた海の環境を守る心温まるストーリーは、多くの人々に海の大切さを問いかけるものとして発信されることでしょう。
販売に向けた準備
この特別なハンカチは、2025年11月から港区立小中一貫教育校お台場学園で行われる校内販売を皮切りに、FEILERの銀座本店や公式オンラインショップでも販売される予定です。細かい発売日や取り扱い店舗に関する情報は、今後発表されるので、楽しみに待つと良いでしょう。
お台場学園への期待
お台場学園は、環境教育に力を入れ、地域とのつながりを大切にしながら活動をしている学校です。目の前に広がる海を教材にした教育プログラムは、生徒たちの中に「海を守りたい」という強い思いを育んでいます。この校は開校30周年を迎えるにあたり、さらなる成長を続けています。
フェイラーは、このプロジェクトを通じて、子どもたちの感性を育てるとともに、環境問題についての意識を広めることに尽力していきます。海の環境を守る意義を伝えたいという思いが込められたこのプロジェクトには、多くの人々の応援が期待されます。