カルビーが請求書業務のデジタル化を実現
働き方改革が進む中、企業の業務改善が求められています。そんな中、カルビー株式会社が全拠点でインボイス管理サービスの「Bill One」を導入し、請求書のデジタル化を進めることを発表しました。この導入によって、年間約62,000件の請求書を効率よく管理することが可能になります。
背景と導入の目的
カルビーは全国に生産拠点や営業拠点があり、それぞれで請求書の受領や処理が行われてきました。請求書処理には500名以上のスタッフが関与しており、手入力や郵送といった煩雑な業務が多く存在していました。多様な形式で受領される請求書は、システムへの入力、上長の確認、経理部門での承認といった複数のステップを経て処理されるため、業務が複雑化していました。特に、紙の請求書は全国各地から経理部門へ郵送する必要があり、時間と手間がかかっていました。
デジタル化を推進することで、これらの非効率な業務を簡素化し、業務の生産性を向上させることが期待されています。具体的には、請求書の90%以上を電子化し、ペーパーレス化を進めることを目指しています。
Bill One導入の効果
1.
ペーパーレス化による効率化
Bill Oneを導入することで、従来の手作業による請求書処理業務が大幅に効率化されます。受領した請求書をオンラインで管理することで、封筒を開ける手間や郵送作業が不要になり、業務の負担を削減することができます。経理部門としても、請求書の保管や管理にかかっていた手間が大幅に減少し、すでに変化を実感しているとのことです。
2.
オンラインでの業務完結
Bill Oneの導入により、請求書の回覧や承認フローがデジタルで一元管理できるようになりました。これにより、上長の承認もスムーズになり、通勤や出社の必要が減ることでリモートワークや外出時でも業務を続けやすい環境が整います。
カルビーの今後の展望
導入を担当したカルビーの大西美由紀氏は、「Bill One」を選んだ理由として、高精度なデータ化と迅速な処理が決め手だったと語っています。経理業務におけるさらなる効率化を追求し、社員の負担を軽減することを目指しています。
サービス提供会社について
「Bill One」を提供するSansan株式会社は、働き方を変えるDXサービスを提供する企業です。同社は、営業や業務のデジタル化を推進する複数のサービスを展開しており、企業の成長を支援しています。今回はカルビーの業務改善を一助する形で、その役割を果たしています。
カルビーをはじめとする多くの企業が、「Bill One」を使うことで業務のデジタル化を進めていくことが期待されています。この動きが今後の企業業界全体に広がることにも注目が集まります。