概要
三幸エステート株式会社が発表した「2025年9月度大規模ビルのマーケットデータ」によると、大阪市におけるオフィス空室率は3ヵ月連続で低下し、現在は2.59%となっています。これは主要3区での新築ビルや古くなったビルの空室が消化されつつあることが要因とされています。今回の調査は2025年9月末のデータを基にして行われました。
空室率の動向
空室率は前月比でマイナス0.13ポイントの結果を示し、特に北区では2022年以来の2%台が目前に迫っています。この傾向は、オフィス需要の回復が見込まれる要素の一つです。加えて、潜在空室率もわずかながら減少し、4.25%となっています。
中心部の空室率が低下している一方で、募集床に対する品薄感が強まっており、周辺エリアでの成約が進んでいる事例も増加しています。これにより、オフィス戦略の見直しを行う企業も多くなっています。
募集賃料と市場の変化
募集賃料は前月よりも小幅に下落し、現在の平均は19,100円/坪という結果に。依然として19,000円台で推移していることから、賃料の変動が少ないのが特徴で、企業にとって安定した賃貸環境が提供されています。採用や移転を検討する企業にとって、今の市場状況は追い風といえそうです。
セットアップオフィスの需要
オフィスの移転にあたり、資材価格の上昇や人手不足が影響し、内装工事のコストが増加しています。また、工事期間も通常より長期化しているため、企業はセットアップオフィスを選ぶ傾向が高まっています。このオフィス形態は、テナントにとって初期投資を抑えつつ、迅速なビジネス立ち上げを可能とします。特に内装設備込みのオフィスは工事を短縮できる点が非常に魅力的です。
今後の見通し
今後、大阪市におけるセットアップオフィスの需要と供給は増加が見込まれています。オフィスの戦略に悩む企業が多いため、柔軟に対応できるオフィス環境が求められるでしょう。このようなトレンドに乗り、関連企業が新たな提案を行っていくことが期待されます。
今後も、市場の動向を注視しつつ、大阪のオフィスマーケットの発展を見守りたいと思います。