患者視点での終末期体験をVRで
株式会社日本コミュニケーションアカデミーが、新たに開発した「終末期体験VR」が注目を集めています。このVRコンテンツは、終末期のコミュニケーションにおいて、患者・家族・ケア提供者の三つの視点から体験できるという独自のアプローチを取っています。
背景と狙い
終末期は、感情が交錯し、どう言葉を選ぶかや寄り添う姿勢に戸惑いが生じやすい場面です。このVR体験は、言葉が選べない状況を患者の一人称視点で体感することによって、家族や職場、地域での対話を深める契機を提供します。監修は四天王寺大学の看護学部、前原なおみ准教授が手掛けており、その信頼性も保証されています。
製品概要
本プロダクトは、以下の特長を持っています。
- - 三視点体験: 患者・家族・ケア提供者の三つの視点で終末期を体験するVR映像。
- - 提供形式: コンテンツ利用権の販売。通常の製品と合わせて、利用権だけでも購入可能です。
- - 活用効果: 面会時や声かけの迷いを減少させ、質の高い対話を求められる研修教材として機能します。
さらに、医療、介護、葬祭の現場だけでなく、企業研修や組織の開発にも活用が期待されています。
イベント情報
VRの体験会が2023年10月22日(水)14:00からとしま区民センターで開催され、参加者は製品説明やVR体験に加え、活用事例に関するQ&Aセッションにも参加できます。定員は10名ですが、これは参加を希望される方にとって一度体験する貴重な機会です。
有用性と実績
2025年9月には、エンドオブライフケア学会において事例が発表され、参加者からは高い満足度が得られており、理解度や続編視聴意向も非常に良好でした。このように、VR体験を通じた対話が深まる兆しが見えています。
価格と利用方法
本製品の利用権は15万円(税別)、VRゴーグルは5万円(税別)で提供され、オプションとして事前レクチャーや講義資料の購入も可能です。この料金設計は、導入のしやすさを考慮したものになっており、即応可能な体験を提供しています。
利用申込方法
体験申込はオンラインの予約サイトから可能で、詳細については株式会社日本コミュニケーションアカデミーの公式ウェブサイトにも問い合わせのページがあります。新たなコミュニケーションツールとしての可能性を秘めた「終末期体験VR」。この機会にぜひその魅力を体感してみてください。