地域の特産を活かしたパンの新製品
熊本県宇城市が市制20周年を迎えるにあたり、地域の特産品「不知火みかん」を使用した特製パンがフジパンとのコラボで生まれました。この取り組みは、宇城市、県立松橋高校、フジパンの三者から成る共同プロジェクトとして進められ、地域の若者と企業の協力が結実した形です。
宇城市は、1972年から不知火町で育成された柑橘類「不知火」の発祥地で、特に厳選されたものは「デコポン」として知られています。「不知火」の甘みと酸味のバランスの良さがパンにどのように生かされているのか、実際に味わうのが楽しみです。
開発に若者のアイデアを集結
松橋高校の生徒たちは、このオリジナルパンの開発に参加し、具材選びからパッケージデザインまで幅広く貢献しました。学生たちはフジパンのスタッフと共に商品コンセプトを練り、実際にパン作りのプロセスを体験する機会を得ました。この経験を通じて、地域の特産をどう売り出すか、実際のマーケティングも学ぶことができたのでしょう。
魅力満載の3つのパン
今回発売されるのは、3種類のパンです。
1.
サンドロール不知火みかん&ミルク - 不知火みかんのゼリーとミルククリームの組合せ。
2.
不知火みかんサンドケーキ - 同じく不知火みかんのゼリーをサンドしたしっとりとした食感のケーキ。
3.
スナックサンド不知火みかん&ホイップ - ゼリーとまろやかなホイップとの絶妙なハーモニー。
各商品には、宇城市の新鮮な不知火みかんのゼリーが活用され、その爽やかな味わいが表現されています。地域の特産を存分に楽しめる内容になっています。
パッケージデザインも注目
さらに、これらの商品のパッケージデザインにも工夫があります。「不知火みかん」のフレッシュさを表現するために、地域のキャラクターでもあるくまモンを採用しました。特に三角西港のくまモン「ムルドルくまモン」のイラストを使用することで、宇城市の地域資源も活かされています。このデザインにより、親しみやすさと地域色を兼ね備えた仕上がりとなっています。
三角西港は、明治20年に建設され、近年では世界文化遺産としても注目されています。この歴史的背景を持つ場所から生まれたパンは、地域の誇りを象徴するアイテムとして、多くの人に親しまれることでしょう。
期間限定の特別商品の詳細
これらのパンは、2023年8月1日から全国の九州地域で販売されます。販売手段は主にスーパーやドラッグストアで、オープン価格とされていますので、ぜひお近くの店舗で手に取ってみてください。地域の旬を楽しむとともに、宇城市の文化や歴史にも触れる良い機会になることでしょう。
最後に、フジパンはこの取り組みを通じて、宇城市のさらなる発展に寄与し、消費者が健康で幸福な食生活を送れるよう努めています。地域に根ざした企業として、将来的にもこうした活動を積極的に続けていくことが期待されます。