宮城のひきこもり支援事業
2023-09-25 20:29:34
宮城県、オンライン居場所支援モデル事業開始!ひきこもり支援に特化した新たな取り組み
宮城県、オンラインでひきこもり支援!新たな居場所づくり事業スタート
宮城県では、ひきこもり状態にある若者への支援を強化するため、画期的な取り組みとして「令和5年度宮城県オンライン居場所支援モデル事業」をスタートさせました。この事業は、オンライン上で居場所を提供することで、自宅に引きこもりがちな若者たちが安心して交流し、社会との繋がりを築ける機会を創出することを目指しています。
事業内容:オンラインで繋がる、居場所と支援
事業は令和5年10月から令和6年3月までの期間、毎週月曜日に実施されます。祝日の場合は翌日に延期されます。時間帯は、第1~3月曜日は午前9時から午後5時まで、第4月曜日は午後5時から午後9時までと、幅広い時間帯に対応しています。
対象者は、宮城県内に居住し、義務教育修了後にひきこもり状態にある方です。内容は、クイズやゲームなどのアクティビティを通じた交流、共通の趣味に関するYouTube動画の鑑賞会、様々なテーマでのトークセッションなどが予定されています。その他、個別の学習サポートや相談、情報提供なども行われるとのことです。利用料は無料で、気軽に利用できる環境が整えられています。ただし、パソコンやスマートフォンなどの機材、通信費は利用者自身で準備・負担する必要があります。
運営団体:NPO法人Switchと株式会社キズキ
事業の運営は、認定NPO法人Switchと株式会社キズキが共同で行います。
認定NPO法人Switchは、こころの問題を抱える人々の就労や学習支援を専門とする団体です。一人ひとりの状況に合わせたきめ細やかなサポート体制が特徴です。一方、株式会社キズキは、2010年の創業以来、不登校やひきこもりの子ども・若者支援に力を入れてきた実績を持つ企業です。内閣府の創業支援を受けて設立され、「何度でもやり直せる社会」の実現を目指し、多様な支援事業を展開しています。両団体の連携により、質の高い支援が期待されます。
参加方法:気軽な参加を促進
参加を希望する方は、Switch仙台のホームページまたはチラシに記載されているQRコード、電話番号から随時申し込むことができます。
説明会開催
事業内容に関する報道機関向けの説明会が、9月28日(木)午後4時30分から仙台市市民活動サポートセンターで開催されました。取材を希望する報道機関は、事前に連絡する必要があります。
まとめ:地域社会におけるひきこもりの支援、新たな一歩
このオンライン居場所支援モデル事業は、従来の支援体制では届きにくかった若者へのアプローチとして注目されます。オンラインという特性を生かし、地理的な制約にとらわれず、より多くの若者への支援拡大が期待できます。また、NPOと企業が連携した取り組みは、公的支援だけではカバーできない領域への対応として、今後のひきこもり支援におけるモデルケースとなる可能性を秘めています。今後、この事業がどのように展開し、ひきこもり問題の解決に貢献していくのか、注目していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人Switch
- 住所
- 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-3東口鳳月ビル602
- 電話番号
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022-762-5851