サインエールと応援
2025-11-06 10:46:28

新しい応援スタイル「サインエール」でデフアスリートを支援

新しい応援スタイル「サインエール」の誕生



2023年、東京都では、オリンピック・パラリンピックが行われる中、デフアスリートのために特別な応援スタイル「サインエール」が開発されました。この企画には、広告会社のTBWA HAKUHODOをはじめ、東京都やNHKエンタープライズなどが協力し、デフリンピックの100周年を祝う機会に合わせたものです。

「サインエール」とは?



「サインエール」は、目で見ることを重視した新しい応援スタイルです。従来、スポーツの応援は声援に依存しがちでしたが、デフアスリートにとっては声援が聞き取れないため、応援の手段が限られていました。そこで、手話を用いた応援スタイルを開発することにします。

実際、多くのデフアスリートからは、声援が聞き取れないことに対する不安や悲しみが寄せられています。「もし応援を感じ取れるなら、もっと力が湧くはず」といった期待の声もありました。このようなニーズに応える形で、全ての人が彼らに想いを伝えられるように工夫されたのが「サインエール」です。

手話を基にした新たな応援



「サインエール」では、手話を基にした応援のスタイルが複数開発されています。具体的には、「GO!(行け!)」「大丈夫 勝つ!」「(日本)メダルをつかみ取れ!」といったメッセージが含まれています。これにより、音声によらず、目で見て感じることができる応援が可能となります。

この新しい応援スタイルは、デフアスリートたちと共に、ろう者を中心にしたチームによって制作されました。東京から世界に向けて、新しいカタチの応援を広めることに大きな期待が寄せられています。

競技会場での実施スケジュール



「サインエール応援団」は、陸上、バドミントン、水泳、卓球、テコンドー、バレーボールの6つの競技で、7会場に渡って応援を行います。デフアスリートに向けた特別な時間になることでしょう。

最新情報は、東京都の特設サイト「TOKYO FORWARD 2025」や公式プレスリリースにて随時発表されます。これからのデフアスリートのための新しい支援に注目が集まります。

TBWA HAKUHODOと「サインエール」



TBWA HAKUHODOは、博報堂とTBWAワールドワイドが協力して2006年に設立された広告会社です。彼らは、デフスポーツを支えるため、独自のアイデアで取り組んでいます。「DISRUPTION®︎」というブランド哲学のもと、従来の枠にとらわれない新しい視点を提供し続けるTEBA HAKUHODOの姿勢は、今回の「サインエール」にも色濃く反映されています。これにより、デフアスリートたちへ新たな可能性と応援の形を示すことができるでしょう。

細田高広氏を筆頭に、数々のクリエイティブな人材が集結し、実現したこのプロジェクトは、今後のスポーツシーンにおいても注目を浴びること必至です。デフリンピック東京大会がどのような盛り上がりを見せるか、期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社TBWA HAKUHODO
住所
東京都港区芝浦1-13-10
電話番号
03-5446-7200

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