Back Marketが発表！2025年上半期リファービッシュスマホ販売ランキング

リファービッシュ品というと、多くの人が新しいスマートフォンに対して抱くイメージとは異なるかもしれません。しかし、リファービッシュ市場はこの数年で急速に成長し、その中でも特に目を引くのがBack Marketの最新データです。Back Market Japan株式会社が発表した「2025年上半期リファービッシュスマホ販売数ランキング」からは、消費者の購入傾向や市場のニーズが見えてきます。

1. 2025年上半期の販売実績

Back Marketは、日本、米国、欧州（フランス、イギリス、ドイツ、スペイン）の販売データをもとにランキングを作成しました。その結果、リファービッシュ製品の中で特に人気を集めているのがiPhone 13です。

日本国内ランキング

1位：iPhone 13 128GB
2位：iPhone SE (2022) 64GB
3位：iPhone SE (2022) 128GB
4位：iPhone SE (2020) 64GB
5位：iPhone 13 mini 128GB
6位：iPhone 14 128GB
7位：iPhone 12 128GB
8位：iPhone 12 64GB
9位：iPhone 13 mini 256GB
10位：iPhone 14 256GB

このランキングでは、iPhone 13が1位を獲得し、これまでのトップであったiPhone SEが初めて2位にランクダウンしました。このことから、価格の変動が消費者の購買意欲に影響を及ぼしていることが分かります。

2. なぜiPhone 13が人気なのか？

Back Marketの担当者によると、iPhone 13の需要が高まった主な理由は、昨今の値下がりにあります。特に、日本市場では2024年7月からの1年間で最大38.9%の価格下落率を記録しました。加えて、最新OS「iOS 18.5」がリリースされ、iPhone 13でも新機能が利用可能になったことで、さらに需要が高まったと考えられています。

3. 比較対象となる他地域での販売状況

日本だけでなく、米国や欧州でもiPhone 13は人気を集めており、全地域でトップの座を確保しました。iPhone 14やiPhone 15のモデルもランキングにランクインしていますが、iPhone 13が圧倒的な支持を得た背景には、価格の低下と機能の充実があると分析されています。

米国ランキング

1位：iPhone 13 128GB
2位：iPhone 14 128GB
3位：iPhone 12 64GB
4位：Galaxy S21 5G 128GB
5位：iPhone 15 128GB

欧州ランキング

1位：iPhone 13 128GB
2位：iPhone 14 128GB
3位：iPhone 15 128GB
4位：iPhone 13 mini 128GB
5位：iPhone 12 128GB

4. 需要の変化と今後の展望

日本市場に目を向けると、iPhone SEの人気はまだ根強いですが、競争が激化していることも確かです。特に、iPhone 15の登場や価格の変動は、今後の販売状況に大きな影響を与えるでしょう。

消費者の声としては、「思ったより外観が綺麗だった」といったクチコミも多く、十分な品質が保たれているリファービッシュ品が支持を受けています。特に、バックマーケットが提供する保証が功を奏しており、買い物に対する安心感を提供していることが大きいと言えます。

5. Back Marketの取り組みと社会的な意義

Back Marketはリファービッシュ市場を拡大するだけでなく、環境への負荷を軽減することも目指しています。リファービッシュ品は新商品の製造に比べて、資源の使用量や廃棄物の発生量を大幅に減少させるため、サステナブルな選択肢としても注目されています。

また、この企業は「B Corporation（B Corp）」の認証も取得しており、環境にやさしいビジネスモデルの確立に努めています。このように、リファービッシュ製品の普及は、消費者にとっても環境にやさしい選択肢を提供することにつながっています。将来的には、新品とリファービッシュ品の価格差がさらに縮まり、より多くの消費者がその利便性を感じることが期待されます。