日本料理の未来を切り開く!ポメリーと京都𠮷兆のコラボワークショップ
今年7月29日、シャンパーニュブランドのポメリーと京都を代表する料亭である「京都𠮷兆」が協力し、料理とシャンパーニュのペアリングを探求するワークショップが開催されました。このイベントは、著名なシェフやソムリエたちが集まり、料理とシャンパーニュの新たな組み合わせを模索する貴重な機会となりました。
イベントの背景
ヴランケン ポメリー ジャパンが展開するシャンパーニュ「ポメリー」と、京都𠮷兆とのコラボレーションは昨年から行われており、食品の研究や新たな付加価値を創出するためのプラットフォームとして設立された「Social Kitchen TORANOMON」で実施されました。
今回のワークショップでは、シャンパーニュの新商品「Apanage Brut 1874」を含む5種類に、料理のペアリングを計画しました。京都𠮷兆の総料理長・徳岡邦夫氏と、モダンフレンチを提供するTOUMINの井口和哉シェフが、それぞれのシャンパーニュに合わせた料理を考案しました。
提供された料理とペアリングシャンパーニュ
- - Pommery Apanage Brut 1874
- 雲丹、夏野菜、玉ねぎジュレ(京都𠮷兆徳岡料理長)
- 甘海老とパプリカのエッグタルト、発酵トマト(TOUMIN井口シェフ)
- - Pommery Apanage Blanc de Blancs
- 蛤の潮椀(京都𠮷兆徳岡料理長)
- - Pommery Cuvée Louise 2005
- 真鯛のムニエル、発酵白菜と白ビーツ(TOUMIN井口シェフ)
- - Pommery Millésimé Grand Cru 2009
- 厚切り平井牛シャトウブリアン、低温調理しゃぶ鶏、汐出汁あんじ(京都𠮷兆徳岡料理長)
- - Pommery Apanage Blanc de Noirs
- ネクタリンのコンポート、ジャスミンの花、発酵はちみつのクリーム(TOUMIN井口シェフ)
シェフたちの熱い議論
ワークショップには日本のトップシェフ20名が参加し、それぞれの料理やシャンパーニュに対する意見が活発に交わされました。シャンパーニュと料理の組み合わせについて、参加者が行った意見交換や質疑応答は、料理の深淵な世界を探求する重要なプロセスとなりました。
パネリストからのコメント
いくつかのシェフたちの意見を紹介しましょう。日本料理かんだの神田裕行氏は、雲丹の品位とアパナージュシリーズの調和が非常に素晴らしいと称賛しました。また、近藤佑哉氏は、井口シェフの料理が自身のスタイルを打ち出しており、シャンパーニュとの組み合わせが探求のカギであると語りました。
さらに、シャンパーニュのフレーバーと和食の相性について話し合いの中で、シャンパーニュは香りの強さから和食との組み合わせが難しい一方で、食材のうま味とフレーバーがうまく重なり合うと意義深い結果が生まれることが示されました。
新商品の「Apanage Brut 1874」について
この秋には、シャンパーニュポメリーが周年記念として特別な新商品「Apanage Brut 1874」が発売予定です。このシャンパーニュは1874年に誕生した辛口シャンパーニュの伝統を受け継ぎながら、新しい世代のための味わいが追求されています。
日本料理の可能性に新たな光を当てたこのワークショップ。ポメリーと京都𠮷兆によるコラボレーションから、今後どのような美味しい出会いが生まれるのか、ますます楽しみです。