伊坂幸太郎の作家生活25周年を祝う特別なフェア
作家・伊坂幸太郎のデビュー25周年を記念して、全国の主要書店で「作家生活25周年フェア」が本日11月27日から順次スタートしました。新潮文庫からは、伊坂幸太郎の代表作の中から厳選した3作品が新装版として限定カバーで発売されます。この特別なプロジェクトは、作品に新たな魅力を加え、ファンはもちろん新たに彼の作品を手に取るきっかけになることを目指しています。
限定カバー版の内容
発売される作品は、
- - 『ゴールデンスランバー』
- - 『ホワイトラビット』
- - 『キャプテンサンダーボルト』(伊坂幸太郎/阿部和重)
の3作で、いずれも特別なカバーが施されています。特に注目すべきは、イラストレーター坂内拓さんが手掛けた完全描き下ろしのイラストです。彼の繊細な視点で描かれるビジュアルは、それぞれの作品のテーマや世界観を見事に表現しています。
高級感漂うデザイン
カバーにはアート紙が使用され、箔押し加工が施されており、上質感と特別感が際立つ仕上がりとなっています。このデザインは、書店で一際目を引くものであり、25周年にふさわしい“限定コレクション”としての価値をもたらしています。ファンにとってはもちろん、初めて伊坂作品を手に取る読者にとっても、その魅力に引き込まれる特別な一冊となること間違いなしです。これら限定カバー版は、「ダブルカバー仕様」ともなっており、通常版と同じ価格で提供されています。
発売情報
これらの限定カバー版は2025年11月27日木曜日より全国の主要書店で順次公開される予定です。価格は以下の通りです:
- - 『ゴールデンスランバー』:1155円(税込)
- - 『ホワイトラビット』:781円(税込)
- - 『キャプテンサンダーボルト』:1210円(税込)
作品のあらすじ
『ゴールデンスランバー』
首相暗殺事件に巻き込まれた青年、青柳雅春の物語。彼は、自身が暗殺犯とされる濡れ衣を着せられ、さまざまな陰謀に巻き込まれていることを知ります。暴力に怯える中、迫る敵から必死に逃げる姿は、サスペンス満載のスリリングな展開を見せます。
『ホワイトラビット』
新妻の誘拐から始まる謎の連鎖。兎田孝則は銃を手に取りながら、家族の秘密と向き合います。夜空にオリオン座を見上げる男の語りと、警察特殊部隊の動き、すべてが絡み合う中で繰り広げられるサスペンスフルな物語。
『キャプテンサンダーボルト』
山形のホテルを舞台に、一攫千金を狙う主役がテロリストと遭遇する。彼の運命を大きく変える旧友との再会、村上病の真相と迫る危険、全てが交錯するストーリー展開が待っています。
著者について
伊坂幸太郎は1980年に生まれ、2000年に『オーデュボンの祈り』でデビュー以来、多くの文化的・文学的賞を受賞してきました。その作品群は、深いテーマ性と卓越した叙述技術により、多くの読者を魅了しています。
そのほか、坂内拓さんは、日常風景を叙情的に捉える独特の視点を持ち、様々なアートのプロジェクトに参加しています。彼の作品に触れることで、伊坂作品との新たなインタープレイが期待されます。
今回の発表により、読者は伊坂幸太郎の魅力に再び触れる絶好の機会を得られるでしょう。詳細は新潮社の公式サイトでご確認ください。