メディックス、STA社の子会社化を決定
株式会社メディックス(本社:東京都千代田区)は、2025年9月4日の取締役会において、台湾に本社を置く亞星通股份有限公司(STAR TO ASIA CO., LTD.、以下「STA社」)の株式を取得し、子会社化することを決定した。この決定により、STA社を中心とする関連企業の子会社化も同時に進められる。
子会社化の背景
メディックスは「顧客の売れるの実現と売れてるの定着」というビジョンを掲げ、成長戦略コンセプト「Beyond広告」を推進している。同社はインターネット広告やWebサイト制作、マーケティングDXサービスを行っており、今後新たなサービス領域にも進出することで事業の成長を目指している。STA社は、日系企業の台湾及びアジア市場への進出に関する幅広い支援サービスを展開している。
具体的には、事業計画の立案や市場調査、広告・プロモーションの企画運用、SNSマーケティング、店舗プロモーション、コールセンター、大規模な物流体制の構築など、EC事業と物販に必要な機能をワンストップで提供している。さらにSTA社は、他のアジア諸国へ進出を目指す企業に対しても、戦略立案から実務支援までを行い、アジア市場でのマーケティング支援と商品販売支援を手掛けている。
このように、STA社を迎えることでメディックスは、海外市場での売上拡大を図るだけでなく、既存顧客のブランド価値の向上も支援することができる。これは、海外進出を検討する顧客に対するシナジー効果をもたらすだろう。
株式取得の詳細
メディックスの子会社化の方法としてアーンアウト方式を採用する。この方法では、STA社の株主から株式を取得し、売上総利益が一定の水準に達した時に追加の対価も支払う可能性がある。具体的には、STA社の株主から約76.91%に相当する4,026株を、約6億99百万円で譲り受ける予定だ。この契約により、メディックスはSTA社の株主と合意に達し、双方にメリットがもたらされる。
経営の見通し
メディックスは、STA社の子会社化により連結業績への取り込みを2026年3月期の第3四半期から行う予定だ。また、子会社化に際して異なる収益認識基準の統一も実施する方針だ。これにより、顧客企業は海外市場での販売やマーケティング支援を受け、メディックスの事業成長を加速させる環境が整う。
メディックスについて
- - 本社:東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19F
- - 事業内容:デジタルマーケティングの総合コンサルティング、インターネット広告の代理店業務、Webサイト構築、CRMコンサルティングなど。
- - コーポレートサイト: メディックス公式
お問い合わせ先
株式会社メディックスIR担当
メールアドレス:
[email protected]
このように、メディックスの子会社化によって、同社のアジア市場での強固な基盤が築かれることが期待される。既存顧客のために、さらなる海外進出のサポートが提供されることになるだろう。