HAMの疾患活動性分類を支援するELISAキット「コスミック」が製造販売承認を取得

株式会社コスミックコーポレーションは、2024年7月4日付でCXCL10 ELISA「コスミック」の体外診断用医薬品製造販売承認を取得したことを発表しました。

「コスミック」は、ELISA法を用いて髄液中のC-X-C motif chemokine ligand 10(CXCL10)を測定するキットです。HTLV-1関連脊髄症(HAM)の疾患活動性分類の補助を目的として開発されました。

HAMは、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)に感染することで発症する慢性神経疾患です。HAMの診断には、神経学的検査や画像検査に加え、髄液中のCXCL10などのバイオマーカーの測定が重要となります。

「コスミック」は、HAMの疾患活動性分類をより正確に行うために、医療従事者にとって重要なツールとなることが期待されます。

今後、コスミックコーポレーションは、各医療機関が「コスミック」を用いて患者の検査を行った際に、診療報酬算定ができるよう、保険適用に係る手続きを進めていきます。

同社は、今後も医療に貢献できるような体外診断用医薬品を開発・提供し、「For the Patient」の実現を目指していくとしています。

製品概要

製品分類:体外診断用医薬品
承認番号:30600EZX00022000
製品名:CXCL10 ELISA「コスミック」
一般的名称:CXCL10キット
測定原理:ELISA法
包装単位:96テスト

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