東北大学発スタートアップ、LaboRoboの実力
株式会社LaboRoboは、東北大学の研究成果をもとに設立された新進気鋭のスタートアップで、実験自動化ソフトウェアLabCraftをビジネスの核としています。この度、LaboRoboは2025年12月に大阪で開催される「Startup JAPAN EXPO 2025」に出展することが決まりました。展示会では、特に製造業のAIおよびDX(デジタルトランスフォーメーション)エリアにおいて、実験の自動化に関連する取り組みをアピールします。
展示会のポイント
出展内容としては、LabCraftを利用して卓上ロボットアームと周辺機器を自動で制御するデモや、これまでに受託開発した実験自動化システムについての紹介が行われます。加えて、アカデミアと製造業の研究開発部門における実験自動化ソリューションの導入についての具体的なステップや考慮事項も説明する予定です。
LabCraftの特徴
LabCraftは、研究者や技術者が実験プロトコルをノーコードで設計できるソフトウェアです。直感的なUIを備え、自然言語の入力を介してプロトコルを生成し、簡単に実行までつなげます。この技術により、実験の再現性を向上させ、属人化の問題を解決することを目指しています。
実験自動化のメリット
LaboRoboが目指すのは、特別なエンジニアや高額な専用機器が不要な、手軽で柔軟な実験自動化です。多様な仕様の実験プロトコルを扱うことができるため、頻繁な条件変更や分岐の要求にも応えられます。これによって研究者はよりクリエイティブな作業に集中できる環境が整います。
Startup JAPAN EXPO 2025とは
本イベントは、Sansan株式会社が主催する日本最大級のスタートアップ展示会です。全国各地から集結するスタートアップや支援企業、さらに投資家や行政関係者といった多方面のプレーヤーが一堂に集まる場となります。開会中には、基調講演やネットワーキングイベントも行われ、参加者同士の交流を促進します。
LaboRoboの願い
LaboRoboは、研究室における人手に頼った実験活動からの脱却を図るため、実験自動化を実現する道筋を示しています。アカデミアと製造業の連携を通じて相互に学び合い、より良い研究環境を築くことを目指すのです。
まとめ
「Startup JAPAN EXPO 2025 in 大阪」でのLaboRoboの出展を通じて、実験自動化の未来とその有効性について、多くの業界関係者に認識してもらえることを期待しています。会場では研究者や企業の担当者と直接対話し、実際の活用事例を知る良い機会ですので、ぜひ足を運んでください。